Hallo liebe Deutschlerner! ドイツ語学習者のみなさん、こんにちは
今回のコラムでは、das Homonymつまり同音異義語について少し書きたいと思います。
日本語にはご存知の通りたくさんの同音異義語がありますが、実はドイツ語にも結構あるのです。日本語の同音異義語は、発音が同じでも漢字が違いますが、ドイツ語のそれは「性が同じで複数形が異なるもの」「性が違い複数形が異なるもの」「性、複数形ともに同じもの」に分ける事が出来ます。少し例を挙げましょう。
性が同じで複数形が異なる同音異義語の例
die Bank - die Bänke ベンチ die Bank - die Banken 銀行
der Strauß - die Sträuße 花束 der Strauß - die Strauße ダチョウ
der Ton - die Töne 音 der Ton - die Tone 陶芸用の土
性が違い複数形が異なるもの同音異義語の例
der Schild - die Schilde 盾 das Schild - die Schilder 看板
der Band - die Bände 本の巻 das Band - die Bänder 帯
das Steuer - die Steuer ハンドル die Steuer - die Steuern 税
性、複数形が同じ同音異義語の例
das Schloss - die Schlösser 1.城 2.鍵穴
der Hahn - die Hähne 1.蛇口 2.雄鶏
der Flügel - die Flügel 1.翼 2.ピアノ
これらの例はほんの一部です。性をいちいち覚えなくちゃいけないのに、同じ発音綴りで性が違うと意味も違うし、複数形も違うなん詐欺に会った気分です。でも、これはどうしようもないので新しい単語の意味を辞書で調べる時は、最初の意味だけ読んで納得せず、別の意味があるか、同じ綴りで性の違う単語が前後に無いかも見る様にしましょう。「Bankには確か二つの意味があったよなー」と何となくでも覚えていると読解のときずいぶんと助けになるものです。
Vielen Dank fürs Lesen.
Liebe Grüße
Miho D.
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