.
恥を忍んで普段の練習風景をお見せいたします。
教える側も練習をしていなければ生徒さんに普段練習するよう言う示しが付きません。
今回の練習動画は譜読みなのでゼロから練習しています。
なので進み具合が遅い事と結構間違いや音程を外している事が多いです。
動画で取り上げている曲もエルガーのヴァイオリン協奏曲と長くて(曲全体で約45分)結構難しいのでじっくり練習する必要があります。
動画内ではそのうちの1楽章の後半部分で、実際に通して弾くと1分程度にしかならない部分ですが、楽器奏者はそれを時間をかけて練習するわけです。
練習の中で開放弦を弾きながら音程を取ったり、開放弦だけでの弓の使い方の練習、リズム練習、変え弓等テクニックに合わせて練習の仕方を変えています。
ある程度回数をこなして覚える必要があるので忍耐強く繰り返します。
こんな感じの練習を1曲につき毎日2時間くらい練習すれば1週間くらいで難易度に差はありますが20分くらいある曲をおおざっぱですが一応通せるようになるまでになります。
そこから更に音色や表現に合わせた弾き方を研究し始めると結構時間が掛かります。
大体毎週新しい曲を練習しなければならないのである程度複数曲同時進行でやっており、必ずしも毎日弾いたりしないので長い時は2,3か月くらい曲を放置して演奏会の前になって再び練習したりする事もあります。
毎度毎度、今回の動画で練習している曲の様に長かったり難しかったりする曲ばかりでないので、例えばモーツァルトやベートヴェンの作品なんかだと譜読み自体は数時間あれば出来ます。
ただ、何日もかけて少しずつ練習した方が長期記憶出来るのであまり短期間で練習するのはあまり好きではありません。
なので演奏会から逆算していつから練習を始めたらいいかを考えて練習の計画を立てる必要があります。
時間がある時に演奏会で弾く曲をリストアップして、いつが最初のリハーサルになるかを考えてそこから自分の予定に合わせて練習する曲の優先順位を考える様にしています。
今は時間があるから敢えて練習に時間の掛かるソロの難しい曲を中心に練習していますが、それはそれでしんどいのでいい加減室内楽やオケの曲も取り掛かろうかなと思います。
貼り付けた動画は1時間と長い動画なので1時間のタイマーとして作業用にでも使って貰えたらと思います。
他にもチャンネルでは主にヴァイオリン学習者の方に向けた演奏動画をあげていますのでもしご興味ありましたらご覧ください。
回应 (0)