こんにちは。2/5になり、中学受験の結果が出揃い始めました。
良い結果、残念な結果、いろいろあると思いますが、まずは走りきった受験生の皆さん、本当にお疲れさまでした...!!
さて、今回もうひとり、合格体験記をいただきました。一年間本当に、めちゃくちゃよく頑張った生徒の一人です。最後の方は記述にほぼスキがないことが多く、毎週成長を目の当たりにしました。
オンラインで家庭教師をどのように使ったのか、参考にしていただければと思います。
苦手だった国語に牽引されて、開成合格!
2月1日、開成中学の試験を終えた息子から出てきた感想は、「国語は簡単だった、算数はまぁまぁ難しい、理社は普通」でした。
合格が分かってから自己採点してみても、やはり国語で得点を稼ぎ、合格することができたように思います。秋から始めた過去問でも、国語は安定して得点源となっていました。「国語は実力をつけるには時間がかかるが、一旦身につければ、問題にあまり左右されることなく点を取れる」というのは、通っていたSAPIXの保護者会でいつだったか聞いた言葉です。
最後には武器となった国語ですが、黒田先生にお世話になろうと決めた5年生の1月時点では、「あまりにも国語ができないので、個別の先生にお世話になってでも、どうにかしなければ」という状態でした。今確認してみると、5年生の12月度マンスリーの国語の偏差値は53.6でした。
そこから受験までの約1年間、黒田先生には週1回、オンラインにて60分の授業をお願いしました。事前に自分で課題を解き、当日に解説をしていただくという流れでした。課題は、塾でテストがあった際はテストの解説を、それ以外は先生にご相談して、色んな学校の過去問に取り組みました。
両親共に仕事が忙しく、正直なところ授業の内容をきちんと把握してフォローすることなどはできていませんでした。指定していただいたページのコピーを取り、子供にやらせ、それをスキャンして授業の数日前までに忘れないように送る、親の関与はそれだけでした。多分、反省すべき点しかない親だったと思います…。
にもかかわらず、息子の国語の偏差値は6年の第1回志望校判定サピックスオープンで63.6、その後の第2回志望校判定サピックスオープンでは68.0を記録しました。60を越えることなどなかった偏差値が、60を越えないと落胆するような状態になっていきました。
秋からはSAPIXで志望校特訓が始まり、開成対策は塾で進めていきました。黒田先生には聖光学院と筑駒の過去問を主に見ていただきました。聖光学院は残念ながら不合格でしたが、実は聖光を受けたあとにも、「国語は簡単だった、算数が激ムズだった」との感想をもらしていました。聖光学院の手ごたえが悪かったため、3日は急遽筑駒ではなくダブル出願していた早稲田中を受験しましたが、筑駒対策で記述力を磨いてきたのも、開成合格に大きく寄与してくれたと思います。
こうして受験が終わり、1年間黒田先生とやりとりをさせていただいたSkypeをたどってみると、かなり頻繁に色んなことをご相談していた記録が残っていました。
時間が足りなくなってしまうようだが、どのような対策をとればいいか
塾で勧められた復習の仕方が合わないので、どうしたらいいか
過去問と塾の宿題、どちらを優先すべきか
過去問は解き直しと初見の問題、どちらが良いか
授業時間内に復習の仕方を教えていただきたい
などなど、困ったなと思ったときは、すぐに相談して(泣きついて?)いました。
マンツーマンなので、すぐに相談にのっていただけるのは、一年間本当に心の支えでした。問題を解いて解説をしていただくというのが基本ですが、私たち親にはできなかった「息子の能力を把握し、その時点で適切な課題を選択していただける」という点や、過去問の採点を正確にしていただける点も、とても有難かったです。
そしてやはり、第一志望である開成中学校に合格できるまでに、国語の力を育ててくれたことに、心から感謝しています。頼りない親と、反応の薄い息子だったと思いますが、1年間、本当にありがとうございました!
合格校:開成中・早稲田中・栄東中(東大特待)
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