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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Fumiyo 's Column

いちご

Apr 22, 2021



1年前、去年春のロックダウンのときにスーパーで買ってきた苺の鉢、植え替えしてあげようと思いつつもしないまま、どんどんツルを伸ばして新しい葉が一年間出続けてました。
去年の夏、1番最初に書いたコラムの写真で右下に葉だけ写っているのが苺のツタから出ている葉です。

今年は早めに花が咲き、去年よりも数が多く、全て実になりつつあります。 去年は遅れて夏に3つくらい実が成りましたが、食べられたもんではないというほどのまずさでした。まだ小さい苗から出てきたばかりの苺の苗を買いましたが、苺は寒い冬を超すことで実が甘くなると読んだので、大きな鉢に移すこともなく家の中で育ててきたこの子はまた観賞用と思って一応新しい葉が出てくるから水をあげ続けて来ただけでした。 お花が咲いてから実になるまでは結構時間がかかりますが赤く色付き始めたら早いような気がします。それまでがかなり時間かかっているせいかもしれませんが。お花咲いてから2ヶ月くらい? やっと1個目の実が赤くいい色で、でも根本が白いままなのでもう少しすれば赤くなるのかなあと数日待ってはいたものの、よく見ると残っていた花びら(普通は自然に落ちます)が赤く色付いてるようなので、そちらに色取られてしまって実の上には色が付かなかったのかなあ、なんて思って見ていました。去年最後の実は形がとても良かったのでいつ取ろうかと思って観賞しているうちに気付けば実が割れてしまったので一応まずくても今回はいい頃合いで収穫してみようと思い、いつ取るべきなのかわからずいて、昨日よく見たら…苺の実のいくつかの種から葉が出ていて驚きました!!

こんなことあるんですね!そして、気付けば手に赤い色素が付いていたのでもうこれは採っていいのかも、と取ってみました。だいたい取ってからも半日ほど鑑賞してから食べてみる私でしたが、すぐ食べるべきかなとすぐに食べてみました。味は期待していなかったのに、びっくりなことに柔らかくて瑞々しくて甘かったのです!何もやらず、ただ一年水をあげてきただけ。冬の室内16度とかで過ごしてきたのに去年とは別物の甘くて美味しい苺ができるなんて思っても見ませんでした。買うときにも実が柔らかいものが好みなのですが、好みの柔らかさと甘さでした!これはこれから成る苺も楽しみになってきました!! しかし種から葉は本当に衝撃。。。

日本はいつからか冬が苺の季節になったようですが、ドイツは昔ながらの5月です。その時期になるとドイツの農家さんが売りに来ます。その前に出回るのはイタリアとかから入ってくる苺ですが甘くないので絶対に旬の時期に農家さんから買うようにしています。スーパーのプラスチックの入れ物ではなく紙の入れ物が美味しいというのがドイツに長年住んできての私の経験から。(既に学生のときに気付きましたが)スーパーでも紙の入れ物で美味しそうなときは買います。多分農家さんから仕入れているものですね。 今日久し振りに朝市に行ったら、なんとドイツの苺が出始めていました。でもやはりまだ早いのでお高いなあと今日は買わないと決めた後に、もう閉店間近の店員さんが両手に苺パックを掲げて「ドイツの苺、1パック2ユーロでどう?」と大きな声を張り上げていろんな人に呼びかけ出しました。それを見ながら、よく考えてみれば、2ユーロなら安いんじゃない?と思った私は1パックだけ!と言って買ってきました。 まだ時期より少し早いので甘くなかったりしますが、でも今年初いちご。昨日の自作を除いて。いちごの季節だけは嬉しくて買いまくってしまいます。

これから楽しみ!!

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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