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Cafetalk Tutor's Column

ARI T. 講師的專欄

リスニング力向上委員会②:「Il diavolo è nei dettagli=悪魔は細部に宿る」

2021年10月13日

こんにちは、今日は雨の東京、さすがに肌寒くなってきました。
本日は「まず知り、そして意識する」ことがリスニング力向上には不可欠、というお話です。

前回ご紹介した「神は細部に宿る」、きっと多くの方がご存知の格言かと思いますが、細部には悪魔も宿っています!
こちらは「神は細部に宿る」から派生したと言われている格言で、
一見すると簡単そうだが、手をつけてみると実は予想以上に難しくて大変なことを表現しています。
これって、、、
まさにイタリア語学習じゃありませんか!?

「発音はほとんどカタカナで通じるので、日本人には簡単です♪」
というイアリア語教室の広告や、本の表紙に騙されて(?)始めてしまった方は分かってくれるでしょう。
私もそうでした(汗
大学時代にフランス語で挫折し「じゃあイタリア語でもやってみるか、簡単そうだし」と始めてみたら、むしろフランス語よりも文法が細かった、、、、
アホです
もともと「旅行で使えればいいや」程度の気持ちだったので途切れ途切れに会話学校に通いながら勉強を続けて、大して復習もせず、クラスの劣等生として数年すごしていたある日、細部に宿った悪魔に気づいたのです、、、
それが世に言う「"Palola"が通じない事件」。

こんなに簡単な、それまでに何度も口にしていたであろう、こんなに一般的な言葉が、ほんの少しアクセントの位置がズレただけで、「R」と「L」が曖昧なだけ(?)で一般的イタリア人に通じずメチャクチャ焦る、という体験をしました。
講師には通じちゃうんですよね〜(汗
だから直されなかったんですよね〜(汗
だから細部に宿った悪魔に気づかなかったのです。

そこからです、私が発音とアクセントの位置の大事さに注目したのは。
それまでいい加減に発音していた一つ一つの「音」を意識するようになりました。
するとどうでしょう!「音の法則」にも気づき始めたのです!
つまりそれまで聴こえていなかったものが聴こえ始めたわけです。

「音を意識する」ただそれだけでも今までより聴こえるようになるはずです。
個人差はあるにしても、です。
ならば「もっとしっかり意識を向ける」とどうなるでしょう?
意識が高まって正しい音を自分で出せるように矯正&練習したらどうなるでしょう?
想像してみてください。
行動するか、行動しないかはあなた次第です。

ところでみなさんはイタリア語の「R」と「L」は聞き分けが困難なことが結構あるって、ご存知でしょうか。
イタリア人がナチュラルにゴニョニョ話しているとプロのイタリア語通訳者でも「聞き分けづらい」音です(特に同通の場合)。
多くの学習者が「"R"は巻き舌」と認識していて「R」が登場するとすごく強く発音しますが、実際「R」が一つしかない場合はかなり軽くさらっと発音することがけっこうあります。
「RR」と二重子音になった時はかなりの巻き舌になるので、「イタリア語の「R」は巻き舌」という印象が強いのだと思います。
わかります。
でも、違うんです。
発音クリニックを受けてくださった生徒さんの中で、綺麗に「R」の発音が既に出来ている方は今までいらっしゃいませんでした。
・強すぎる
・出来ない
のどちらかに分かれてしまいます。
あ〜、残念です、残念すぎます!
どちらも、めちゃめちゃ外国人の発音です。
これでは、そこはかとなく発音された「R」を聴きとるのは困難でしょう。
聞き取れるようになるためにはまず知ることがとても重要です。

悪魔は細部に宿るのです。
細部にいる悪魔に気づいて、戦い、打ち勝って、かっこいいイタリア語を話せるようになって欲しいと切に願う私なのです。



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