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Cafetalk Tutor's Column

ARI T. 講師のコラム

リスニング力向上委員会③:「聴く、話す」と「読み書き」は別のスキルです

2021年10月19日

こんばんは、急に寒くなりましたね。まさに「きっぱりと冬が来た」と言える冬の到来です。
早速、本題に入りますが「聴く、話す」と「読み書き」は別の技術です。
同じ知識(脳内に蓄積したイタリア語に関するデータ)の大部分を共有していますので別の能力とは言えません。
だけど2つの異なるスキルと思うと、いろいろと合点がいきませんか?
読み書きは得意だけど、聴こえないし話せない。
話すのは得意だけど読むのは苦手。
一度くらい、こんなことを言った覚えがありませんか?

なぜか?
なぜでしょうか?
だってぇ〜、使う器官が違うじゃないですかぁ〜
というのが私の考えw
聴くのは耳、話すのは喉から口にかけてと、あと耳(自分の音を聞きながら話すので耳も必要です)。
読むのは目、書くのは目と手。
「聴く話す」テクニックは耳を使い、「読み書き」テクニックでは目を使う。
そりゃー、違いますよね、考えてみれば。

とにかく、もう、
2つの異なるスキルと割り切りましょう。
そこからスタートです。
「読み書き」中心に勉強してきたとしたら、
「聴く、話す」という前者とは別のスキルはその中では養えないと思いましょう。
今までの方法でリスニング力が向上しなかったのなら、
それは学習方法が正しくなかったか、ちゃんと復習をしなかったか、このどちらかです。
この2点の見直しが必要かもしれませんね。
嘆く必要はありません♪
そう、気楽に、「聴く話す」という新たなスキルを理論的に学習すれば良いのです♪
そんなに難しいことではありませんから、気楽に♪

言語学者さんが聞いたら「おいおい!」と仰るかもしれません。
だけどね、私、いままで何百人もの日本人イタリア語スピーカーに会ってきましたが、
本当に面白いくらいに分かれるのですよ、得意分野が。
先日生徒さんとこの話をした時に
どうして気づいたんですか? 
観察したんですか?

と訊かれまして、、、
確かに、文法にめちゃくちゃ詳しくて「この[si]は何の[si]か?」とか「これは冗語の[no]ですよね?さもないとは二重否定になってしまうから」といった類の質問を、老舗イタリア語学校の最上級クラス内で、日本のイタリア語通訳業界の重鎮に質問するようなタイプの方は、リスニングもスピーキングもそれほどは得意じゃないな〜、と感じていたのですが(これ自体は素晴らしいことですが、細かいことにこだわり過ぎて話せない)
単に、私自身が「聴く話す」の方が圧倒的に得意だったので「別のスキルだよね、、、」と読み書きが好きじゃない自分を慰めるためにつぶやいていただけの話でして、テヘヘ。


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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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