日本で学生だった頃に「集中力」という言葉をたくさん投げかけられて、集中力を高く持てと鼓舞されていた記憶があります。僕の2021年の目標の一つに、練習や作曲活動に”Deep concentration”の状態で臨むというものがありましたが、2021年中にそれが安定して出来るようになりました。学生の頃にやるべきことだった事項が30年ほど経ってやっと出来るようになったということでしょうか。
集中力が高く、deep concentrationの状態になっている時の特徴は、練習や作曲などをしている際に気が散らないことと、思考が止まらないこと。それから脳が軽いトランス状態に入ることです。トランス状態に入っているのは、最中に誰かに話しかけられたりすると激しい拒絶反応が出るのでわかります。Deep concentrationで脳がひとつの活動(シングルタスク)に没頭している状態になっているので、話しかけられることで通常のマルチタスクプロセスが起動しようとして脳内で葛藤が起こるようです。この感覚はぐっすり深く寝ている状態の時に目覚ましなどで強制的に起こされた時に感じる違和感に似ています。
Deep concentrationのやり方はひとによって様々だとは思いますが、僕の場合は以下のような点が役に立ちました。
-音楽のactivityを始める前にとにかく気が散るような可能性を絶っておくこと
-最中に気が散らないように気をつけること
-activityに入る前に心と体のコンディションを高めておくこと
-activityをそもそも長くとらないこと
-activityを一日で一番脳がフレッシュな時間帯に持ってくること
などなど、これらを心がけながら活動を続けることで少しづつ出来るようになってきました。
これは一つ一つがとても大きなトピックですので、これから何回かに分けて個別にお話していきたいと思っています。
今年も一年ありがとうございました。
それでは、Happy New Year!!
응답 (0)