養生訓(原文)
「豈(あに)、楽まざるべけんや。命みじかければ、天下四海(てんかしかい)の富を得ても益(えき)なし。財(たから)の山を前につんでも用(よう)なし。
然(さ)れば道に、したがひ身をたもちて、長命(ちょうめい)なるほど大(おおい)なる福(さいわい)なし。
故に、寿(ことぶき)は、尚書(しょうしょ)に、五福(ごふく)の第一とす。
是(これ)万福(まんぷく)の根本なり。」
意訳
この世界のすべての財産を持っていても、命が短ければ何の役にも立たないものです。
逆に、貧乏であっても養生の道を歩めば、長生きとなり、大きな幸せが待っています。
だから、健康で長生きは、この世で最大の幸福です。
気づき
この世のすべての財産を持っていても、命が短ければ何の役にも立たないものだと感じました。
逆に、貧乏であっても、養生の道を歩めば、長生きになる可能性が増します。
やっぱり、健康で長生きは、この世の最大の幸福だと思います。
「亡羊 補 牢」とも、いいます。 今日からでも、遅くはないはずです。