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Cafetalk Tutor's Column

ARI T. 講師のコラム

第三「ニューシネマパラダイス」期!?遂に監督と!

今週のテーマ: 自分の人生に影響を与えた本、または映画作品は?

2023年1月22日

どうも! 
ペラペラ応援団団長のARI T.です!

不思議な流れで舞い込んできた
ニューシネマパラダイス日本公開15周年記念DVDのお仕事。
嬉しかったけど大変だった、、、
何が大変って、、、
毎日泣きながら仕事をしていたから!
だって、泣けるじゃないですかぁ〜、
涙無くして観られないじゃないですか(TT)
それが一番大変だったw
3バージョン全ての副音声を翻訳したので、
数ヶ月かかりまして、
ほぼ毎日毎日見聞きしていたのですよ、
あの悲しい映画を。
完全にパブロフの犬状態が出来上がり、
いまでもテーマソングが流れた途端、
鳥肌&うるうるですw

映像翻訳の詳細は長くなるし
ご興味ないかもということで割愛〜。

それから4年の月日が流れ、
2007年。
きたのです。
遂に、ついに、
その時がきたのです!



「ARIちゃ〜ん、○月○日と○日、
 2日とも空いてる?
 空いてるよね?
 空いてるよね!?
 空いてるって言って!」
と師匠の田丸さんからのいつものお電話。
お仕事の連絡を頂戴する時は
いつもこんな感じ。

ARI:空いてます!
   が、、、内容は何でしょうか。
と、私。
だって、たまにすごく難易度が高い話を振られるので、
ビクビクなわけです。

「今回は簡単よ、 
 ARIちゃんにピッタリ!
 Tornatore監督が来日するのよ。
 新作のプロモーションなの。
 インタビュー、2日で30本!
 できるわよね♪」
と!
え!?
うそうそ!
ほんとに?
ARI:やりますやります!
   できますできます!
とTHE 二つ返事ぃ〜♪

そう、2007年に日本公開となった
(え? そんなに前か!とちょっとびっくり
 時の流れ早すぎ。
 確かに光陰は矢の如しなのだ〜)

「題名のない子守唄」のプロモで来日した
Tornatore監督のインタビューのお仕事いただきました、ああ、感動。
正直2日で30本は相当ハード。
でも、いいの♪
私、やるわ♪

何ヶ月も毎日聴き続けたあの声を、
いま、ここ、東京で、
生で聴いている、、、。
それはものすごく不思議な感じ。
いやむしろ、
変な感じ、という方が正しいかもしれない。


配給会社の担当者の中にはイタリア語を話す方がいないので、
2日とも夕食までお付き合いさせていただきまして、
あ、もちろん仕事で、です。
ギャラをいただき、
Tornatore監督と一緒に、
美味しいシチリア料理を頂くという、
夢のような、
滅多にない文字通り「美味しい」お仕事でしてね、
通訳を続けようかどうか迷っていた初心者の頃、
「よし、私はこの道で行くか!」と
なかなか難しかった決断をしたことを、
「正しい決断だった!」とこの時初めて思ったのですww


このお仕事がきっかけで、
仕事の方向性も見えてきたし、
少しずつ仕事を選ぶようになって行った気がします。
何より
「私、通訳者向いているかも。
 一生続けていくことになるかも。
 うん、天職かも。」
と、思う機会になったんですよね。
キャリア13年目にして
(遅い!><)
やっと迷いがなくなった瞬間でした。
なんちゃって、その後何度も
「もう辞めてやる!!!」と思ってるけどw

そういうわけで、
三度に渡って私の人生に影響を与えてくれた、
「ニューシネマパラダイス」とそれにまつわるお話しでした。

めでたし、めでたし♪


本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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