さて、絵本でリスニングを鍛える方法についてですが、もちろん、文字を見るだけでは鍛えられません。
リスニングですから、大前提として
音源のある本を読む
これが大事です。
私がレッスンでメインで使用するORT(Oxford Reading Tree)のシリーズは、全冊音源も付属しています。
音源の活用の仕方にもコツがあるのですが、ORTがさらにおススメなのは
絵が楽しい
ことなのです。
「英語が分かる」っていうことは、「英語を聞いたときにイメージが頭に浮かぶ」ってことだと思うんです。「りんご」って聞いたらぱっと頭にイメージが浮かびますよね。「apple」ならみんなイメージできるかもしれませんが、例えば
Dad hid the map in the sand.
なんかどうでしょう?
読みながらこんなイメージができたらOKです。
逆に、最初はイメージできなかった人も、この絵を見ながらもう一回音を聞いてみたらどうでしょう。mapは地図、sandは砂だな、砂に地図を埋めてるから、hidが埋めるってことかな?などと想像がついてくるのではないでしょうか。
実際は、hidはhide(隠す)の過去形なので、埋めるではないのですが、こうやって
絵から推測する
ことも大事な訓練なのです。
ORTでは、よく使用される単語は、複数の本にまたがって何度も繰り返し登場します。なので、絵をよく見ながら何度も聞くことで、まったく知らなかった単語でも
辞書を引かずにいつの間にかイメージで覚える
ことができるようになるのです。
「英語の勉強=単語を覚える=苦痛」
から
「絵本を読む=楽しい=続けられる」
へ
ORTの良さ、語りきれないので、まだまだ続きます。
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