中国語母語話者が日本語を話すときは、笑顔を増やすとアクセントが弱くなります。その理由は・・・
2023年3月3日
人と会話をするとき、笑顔は大事です。これは万国共通でしょう。
笑顔で話すと相手から好感を持たれますからね。
台湾、中国などの中国語母語話者が日本語を話すときは、この理由以外にもう一つ理由があり
ます。
中国語母語話者は、日本語を話すとき、アクセントが非常に強いと言われます。
これは、明らかに中国語の影響ですので仕方がないことですが、できれば直した方がいいでしょう。
ただ、これが非常に難しいですね。
中国語母語話者の日本語は、アクセントを弱める練習をしていない場合、すぐわかります。
日本に20年住んで、日本語ペラペラの人でも日本人でないことがアクセントでわかります。
それくらい、アクセントを弱める方法は中国語母語話者にとって難しいようです。
アクセントを弱める方法は、いくつかありますが、その中で簡単な方法を一つ紹介します。
それは、笑顔を増やして日本語を話すことです。
日本人は、「あいうえお」の「い」の口の形で話します。例外が少しありますが、ほとんど「い」の形です。
中国語は口を大きく開けることが多いので、日本語の「あいうえお」の練習をすると、逆効果になりアクセン
トが強くなります。アクセントが強くなると耳障りな日本語に残念ながらなってしまいます。
笑顔で話すと、口角があがり「い」の口になります。「い」の口は、口の開き具合が小さくなりますので
自然と吐く息が少なくなります。従って、声が弱く小さく低くなります。
笑顔を増やして、口を小さくして日本語を話しましょう。
笑顔が多くなりすぎると不自然ですので少しずつ増やしましょう。
中国語母語話者のアクセントを弱くする決定打にはなりませんが、効果はあります。手軽で簡単な方法です。
もう一つとても効果的な方法がありますが、長くなるので、今日は「笑顔」の話だけにします。
そう言えば、約2年前、私のレッスンを受けた英語圏の生徒(学習者)は、全く笑わなくて大変でした。
私も楽しいレッスンをしようと思い、おもしろい話や笑顔を作って話しかけましたが、無表情で笑顔まったく
なし。
6~7回はレッスンしましたが、正直もうリクエストしないでくれと思っていたころ来なくなりました。
後でわかったことですが、その人はカフェトークで英語の先生をしていました。今もしているようです。
そして、その生徒があげている、英語の先生用のプロフィールでは
「笑顔いっぱい」の動画をあげていらっしゃいます。
先生のときの顔と生徒のときの顔がまったく違うのは、私のレッスンが悪かったからでしょうか!?
雰囲気をよくする意味で、先生も生徒(学習者)も笑顔は大事です。
中国語母語話者は、アクセントを弱くするという意味でも笑顔は特に大事です。
專欄文章僅代表作者個人觀點,不代表咖啡滔客的立場。