こんにちは。日本語講師のTedです。
今回は、最近新たに追加した2つのレッスンについてご紹介します。
1つ目は、「和製英語?なにそれおいしいの?」です。
日本語を勉強する上で、外来語(カタカナ語)は避(さ)けては通れません。
外来語は常に増え続けており、ビジネスや日常会話を問わず広く使われています。
外来語の多くは英語から取り入れられていますが、中には英語本来の意味とは異(こと)なる、日本でしか通じない「和製英語(わせいえいご)」というものがあります。
例えば自動車の「ハンドル」。英語では Steering wheel といって全然違います。
理由ははっきりとは分かりませんが、自転車やオートバイ(*これも和製英語。英語では motorcycle)のハンドルを bar handle, ドアの取手を door handle と言うことから、手で掴(つか)んで操作(そうさ)するものを「ハンドル」とひとまとめにしたのかもしれません。
私自身、英語を勉強しているということもあり、正直に言うと、日本人が勝手に作った、しかも日本でしか通じない和製英語は、なんとなく恥ずかしいものだと思っていました。
しかし日本語講師になって、むしろこれは日本語における1つの立派なカテゴリーだと気づき、楽しく勉強できると思ったので追加しました。ぜひ一緒に勉強しましょう!
続いて2つ目は、語学Bar【Ted】 です。
一般的に、お酒を飲むと不安感(ふあんかん)や緊張感(きんちょうかん)などのネガティブな感情(情意フィルター)が取り除かれ、積極的(せっきょくてき)に外国語を話せるようになります。
これは言語学者のクラッシェンが提唱(ていしょう)した、言語習得(げんごしゅうとく)に関する5つの仮説(かせつ)の1つ「情意(じょうい)フィルター仮説」にも関連(かんれん)しています。
日本人とバーや居酒屋に行ってお酒を飲むと、いつもより日本語がスムーズに話せるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「お酒を嗜(たしな)みながら気楽に会話を楽しむ」。そんな大人のレッスンです。
「勉強しながら酒を飲むなんてけしからん!」というお叱(しか)りの声もあるかもしれませんが、言葉はツール。
目的を「コミュニケーションを楽しむこと」とすれば、許容範囲(きょようはんい)かと思います。
また、このレッスンでは日本人の方からのリクエストも大歓迎です。
お酒のことや、Cafetalk日本語講師の方であればレッスンのことなど、気楽にお話しましょう~。
https://cafetalk.com/lessons/detail/?id=587690
https://cafetalk.com/lessons/detail/?id=587690
*語学Bar【Ted】では、未成年(みせいねん)の方からのリクエストはお断(ことわ)りします。
<今日の和製英語>
ジョッキ
ビールを注ぐジョッキは、英語では Beer mug という。
「ジョッキ」の語源(ごげん)は、「水差(みずさ)し」を意味する英語の「jug(ジャグ)」がなまったものだそう。海外で「ジョッキ」と頼むと「ピッチャー」が出てくる可能性があるので、お店のメニューをよく見た方が良さそうだ。
Comments (0)