※このコラムは、
ふだん日本のテレビや新聞、ネットで見たり聞いたりする広告を通じて
日本語や日本人について考えるコラムです。
外国の方にとって難(むずか)しい日本語のひとつに敬語がありますね。
敬語は、日本の若い人にとっても、難(むずか)しいものです。
日本人に向けた敬語の本もたくさんあります。
特に、時と場所と相手によって
敬語を使うか使わないか考えなければならないのが
敬語の難(むずか)しいところです。
このテレビCMを見てください。
https://youtu.be/tIiVALjN73A?si=Ewk3Zhde3oBm7nlR
このテレビCMに登場する、新入社員(しんにゅうしゃいん)の森くん、
先輩(せんぱい)に、
社外の人には上司(じょうし)を呼(よ)び捨(す)てでもいい、と教えられて、
社外からかかってきた電話を上司(じょうし)に取り次ぐ時に
上司(じょうし)を呼(よ)び捨てにしてしまいました。
その場にいた社内の人はびっくり。
確かに、
社外の人には上司(じょうし)を呼(よ)び捨(す)てでいい、
というのはまちがっていませんが、
それは
社外の人に対しては、社外の人に向かっては、という意味で
上司(じょうし)に対しては、上司(じょうし)に向かっては、
いつも敬語を使わなければなりません。
同じ場所にいても、
社外の人に対しては、上司(じょうし)を呼(よ)び捨(す)てしても
上司(じょうし)に向かっては敬語を使います。
また、同じ年齢(ねんれい)の職場の同僚と
普段はタメ口※で話していても
会議では、敬語を使ってていねいに話します。
※タメ口 …友だちと話す言葉 敬語を使わない話し方
めんどうくさいですね。
でも、これは、
その場その場で
他人との距離(きょり)を
言葉の使い方で表現(ひょうげん)する日本の文化です。
めんどうくさいけど、
使えるようになると
日本人の人間関係(にんげんかんけい)の作り方が理解できると思います。
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KOBA
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