以前、イギリスの友人と「仄暗い水の底から」というホラー映画を見ていたときの話。彼は自他共に認める日本オタク。海外で手に入る日本映画のほとんどを網羅し、サイレント映画から最新物まで見ていないものはあるのかと思うほど。
「仄暗い水の底から」をご覧になった方もたくさんいらっしゃると思いますが・・・超怖い映画ですよね。その友人はかなりのビビリンチョなため、怖い場面にさしかかると、手の指の隙間からチラチラと画面を覗きながら、ジャパニーズホラーを楽しんで?いました。
母親が娘の身に恐ろしい危険を感じ、慌ててマンションの自室に引き返し、部屋に飛び込むシーン。
ええっ、郁子ちゃんの身に何が起きるの!? きゃー怖い怖い・・・と思っていると、
友人:「ぷっ!」
えっ?あなた笑った?笑ったでしょ?それもちょっと失笑ぎみに。このシーンで笑うってもしかして、あなたも笑うおば様と同族なの?いや、でも「ほーっほほほ!」じゃなくて「ぷっ!」だし・・・
とっても気になったので、理由を聞いてみますと、
「あんなとんでもなく緊急な場面でどーして靴脱いで部屋に上がっちゃうかな?靴のまま飛び込めば速いのに」・・・確かに、言われてみれば日本人だったら、玄関のドアを開けて、台所のほうから煙が上がっていて、緊急事態だとわかっていても無意識に靴を脱いで上がっちゃうでしょうね。
しかし、残念ながら彼の日本オタク度はまだまだ真髄を極めていないようです。
そこで、考えた「日本人度チェック」
以下の3つの項目でお友達外国人の日本人度をチェックしてあげましょう。
1 火事のときでも家に上がるときは必ず靴を脱ぐ (靴が脱ぎづらいブーツなどの場合、匍匐前進などの靴が直接床に着かない姿勢も可)
2 重いものを持ち上げるとき、「よいしょ」「よっこらしょ」「よっ」などと言ってしまう (心の中でつぶやいてしまうのも可)
3 熱いものを触ったとき、「あつい!」「あつっ!」「あちっ!」などど発する (「あちゃ!」は何か失敗をしてしまった場合も使えるため不可)
3つ全部クリアできたら、もう生粋の日本人!(かも)
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