Nai Tutor Interview
- Q. Nai講師、こんにちは!この度はインタビューに応じていただきありがとうございます。まずは簡単に自己紹介をお願いできますか?
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A. みなさんこんにちは、私はNaiです。台湾の台中出身で、今は花蓮に住んでいます。大学では中国語学科、大学院では多文化教育について学びました。以前は書籍やウェブサイトの文章編集をしていましたが、現在は大学やオンラインで中国語の先生をしています。Cafetalkでみなさんと交流することができてとても嬉しいです、よろしくお願いします。
- Q. 講師になったきっかけや、講師をしている理由を教えていただけますか?
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A. 私が中国語を教えるようになったきっかけは、ネットで一人の日本人と友達になったことです。その方は中国語がとても上手で、言語交換をしながら、お互いに質問をし合いました。彼が中国語小説の読解について質問をした時、私は文や段落をどう説明したらいいか考え、彼がその小説の面白さを理解できるように努力しました。その過程がとても興味深く、この頃から台湾華語の先生になりたい、と考え始めるようになりました。2017年に台湾師範大学の中国語教師の養成クラスに参加した後、その年に台湾華語を教える仕事に就きました。
大学付属の語学学校に就職したことで、17カ国もの生徒を教え、マンツーマン、団体、書道クラスなど、さまざまな授業形式を経験しました。ここ数年は、オンライン授業が発展しており、私も興味を持ってオンライン授業の方法を学び、実際に授業も行ってきました。
授業を行っていく中で、様々な国、年齢、職業、学習目標の方と出会いました。中国語の発音、漢字、語彙、文法、単語の使い方などには、探求しきれない豊富な宝物が隠れています。とても面白いです!研修や教育を通して、自分の視野をさらに広げることが、私のモチベーションアップにつながっています。 - Q. 先生はずっと教育のお仕事をしていらっしゃいますか?違う場合は、どんなお仕事をしていましたか?もしずっと教育のお仕事をされていた場合は、指導経験を教えてください。
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A. 中国語の先生になる前は文章編集の仕事をしていました。書籍やウェブサイトの原稿を編集、校正、そして印刷した書籍へ絵を合わせる工程も担当しておりました。8年間の編集者人生の中で、文字や言葉のちょっとした違いや、読むことでやっと分かる意味や感覚の違いを目の当たりにしました。また、言葉に敏感になり、より丁寧に、より根気強く長文を読むようになりました。ただ、編集者の時の習慣で、リラックスして本を読んでいるときでも、勝手に誤字やおかしな文章の部分が見えてきてしまい、うっかり校正を始めてしまいます(笑)。
編集者の経験は授業にとても役立っています。編集の仕事の目的は、文章を読みやすく、分かりやすくし、そして読者に内容を吸収してもらい、読む楽しさを知ってもらうことです。授業も同じで、生徒に内容を理解させ、リラックスした楽しい雰囲気の中で技術を身につけてもらう必要があります。 - Q. 授業以外の時間はどんなことをしていますか?趣味を教えてください!
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A. 普段は本を読むのが好きで、小説、エッセイ、雑誌などを読んでいます。台湾の作家の作品を読むことが多いですが、たまに日本やイギリス、アメリカなど、各国の翻訳作品を読むこともあります。他にはドラマを見たり、流行の音楽を聞いたりもします。特に日本語を勉強しているので、日本のドラマをたくさん見て、日本語の感覚や興味を維持しています。休みの日は、家族と一緒に花蓮を散策します。七星潭の海辺を散歩したり、山に登ったりします。コロナの流行が落ち着いたら、他の国(日本など)への旅行や、言語学習を通じて、異なる文化や生活を体験したいです。
- Q. 授業の雰囲気が気になる生徒さんも多いと思います。先生の授業ではどんな成果が得られますか?普段の授業スタイルを教えてください。
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A. 授業の最初の数分間は、生徒さんと近況をおしゃべりするのが好きです。中国語を使って、自分の生活や気持ち、意見を話します。授業では教科書の単語、文法、文章を通して、もしくはニュース、トピック、小説などを用いて生徒さんの語彙を増やします。会話形式で進めることで、交流の機会を増やすようにしています。生徒さんが中国語を使ってコミュニケーションを取るきっかけを作り、リスニング、読解、表現力を鍛えることができます。
「語学力を高めると同時に、友達とおしゃべりをして、新しい知識を取り入れる」私はこれを目標に、間違うことを気にせず、リラックスして楽しく学べるような雰囲気を作っていきたいと思っています。 - Q. 最後に、現在そして未来の生徒さんに向けて一言お願いします!
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A. いつも私の授業を真面目に、集中して受けてくれて、またフレンドリーで温かく接してくださり、本当にありがとうございます;そして、未来の生徒さん、ぜひ一緒に台湾華語を勉強し、台湾の多様な文化を学びましょう。最後に、語学を学ぶ生徒さんが、外国語で新しい世界を開拓することに喜びと充実感を感じることが出来ますように!