yuni Tutor Interview
- Q. yuni先生こんにちは!自己紹介をお願いします。
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A. みなさん、今日は! 大阪生まれ大阪育ちの浪速っ子のyuniです!日本で高校まで通い外国語を何か習得したいと思い高校卒業後、すぐ韓国へ留学しました。 大阪出身と聞くと皆さん、ゴテゴテの大阪弁をイメージされるんですが、長期留学もあって、家 族と自然に会話する意外はそこまでゴテゴテの大阪弁はでてきません(笑) 自分ではテキパキしたタイプと思っているんですが、周りからは、のんびりおっとりタイプとよく言われます。^^; 韓国留学が理由かは分かりませんが、せっかち気味になりつつある反面、消極的で、引っ込み 思案な性格はなくなりました!^^
- Q. 韓国に住んで10年目だそうですね。最初に韓国に渡ったきっかけを教えて下さい。
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A. 私が韓国に渡ったのはまだ韓流が起こる前の2002年。ちょうどワールドカップで盛り上 がっていた年なんです。 私の住んでいた大阪のとある市は在日の方々が沢山住んでいらっしゃって、友達にも沢山いたんです。だから自然に韓国文化に触れていましたし、興味を持っていました。それに身内に韓国の方がいるので更に韓国語を勉強しようと思いました。^^ でも何よりも、小さい頃から「今しか出来ない事を楽しみなさい」と言われて育ったので、躊躇はしましたが思い切って韓国留学を決意しました。最初はとりあえず語学留学だけでもしようと思い韓国へ渡ったのですが、韓国留学は19才の私に色んな良い刺激を与えるには十分すぎました。結局、もっと韓国語や韓国文化に触れて勉強したいと思いそのまま韓国で大学、大学院 に進学しました。10年前を振り返り、どんな些細な事でもきっかけ·チャンスになり得るんだなと実感しました。
- Q. 現在、韓国で大学院に通っていらっしゃるそうですが、専攻の『外国語としての韓国語教育』は、どんなことを勉強されているんですか?
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A. 言語教育というと色んな方面で分ける事が出来るのですが、私が専攻している「外国語としての韓国語教育」は、韓国語を母国語としない方に対して、いかに効率的に分かりやすく韓国語を教育するかという方法を勉強しているんです。逆に、韓国語を母国語とする方に教育するのは 「国語」と言います。日本でも日本語を母国語としている日本人には「国語教育」といいますよ ね。^^それと同じです。 例えば、「∼して(∼する)」という表現で「〡고」と「〡아/어/여 서」などの似通った文法など教える時はその文法に対しての知識がもちろん必要ですし、語彙·文法·表現を教えるにあたっての教授法や、その他にも文化の違い、表現の違いなど生徒さんの国の文化を理解して上での教育方法が必要となってきます。もちろん楽しいゲームの方法なども色々試行錯誤しているんですよ!読み·書き·会話·聞き取りの4つの領域においても、様々な教授法の研究をしています。^^ 私は大学院で、教育についてもですし、韓国語について、また生徒さんが母国語としている言語に対しての理解など本当に色んな面での勉強をしています。今はずっと研究で色んな論文、色んな書物を読みあさっています。^^
- Q. 一から韓国語を勉強する場合、まずは何から始めればいいのでしょうか?先生の『気軽にカウンセリング』では、初心者の方にどういったアドバイスをされていますか?また、伸び悩みを抱えている、中級∼上級の方へおすすめの勉強法はありますか?
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A. まずは生徒さんご自身が目標としている所をしっかり知る事からスタートだと思っています。 例えば、韓国語で簡単に片言でいいから自己紹介がしたいのであれば、ハングル(文字)は学ばず に話し言葉で繰り返し練習しても覚えられますよね。しかし自己紹介だけでは無く質問したり、答えたり、日常会話をしたりとなってくると、シチュエーションの話し言葉だけでは限界が来ます。そうなると、やはり基礎中の基礎「ハングル」からしっかり発音も一緒に始められる事をお勧めします。ハングルは母音で口の開き具合が、子音の発音で強さ、舌の使い方が変わってくると言っても過言ではありません。また連音化といって発音をすると音が変わってしまう単語なども沢山あるので、ハングル習得は必須です!また韓国語にも規則性·不規則制などの変則がある のでそのまま覚えるだけではなくご自身で作れるようになる事をお勧めします。 「気軽にカウンセリング」で私が主に尋ねるのは、「韓国語を始めたきっかけ」と、「韓国語をどうして出来るようになりたいのか」、そして「韓国語をどれくら習得したいのか(目標)」を重点的に伺っています。この3つは私がずっと韓国教育に触れながら大切だなと感じた3つです。生徒さんご自身でがしっかり認識しすることが必要ですし、また私が絶対知っておかなければならない点と思っています。実はこの3点を見落としてしまうとなかなか勉強が上手く行かなくなっちゃうんで す。それを伺った上で勉強方法や発音方法などを提示しています。^^ 中級∼上級者の方がどの辺りで伸び悩んでいるのかにもよりますが、私自身も伸び悩んだ経験があるんです。その時の方法がいくつかあるのですが、韓国語で本を沢山読む事と毎日かかさず韓国語で日記を書く事、息抜きで面白い韓国語に触れる事(韓国語を楽しめる物であれば何でもOKです!)そしてあきらめない事でした。語学の伸びって階段みたいなんですよ。ずーっと伸びない期間が続いて、ある瞬間にポンっと階段を一つあがっている···なので、あきらめずコツコツ続ける事に勝る物は無いです!
- Q. 先生のコラム·動物の鳴き声シリーズ、楽しいですよね!擬音だけでなく、その動物について学べるのも素敵です。今後コラムで、始めたいシリーズなどはありますか?
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A. ご覧いただいていたんですね!ありがとうございます。^^ 実は私ブログしていまして、ある方が擬音語って難しくて覚えられない!とおっしゃっていたので面白い擬音語を探して、あれこれしているうちに動物の鳴き声にたどり着いたんです。^^ 擬音語は辞書で調べない以上なかなか触れる機会が少ないので、コラムの方にも「動物の鳴き声シリーズ」を掲載させていただきました。擬音語もその国々でかなり違うので、何となくでは分 からない物なんですよね∼。。 今考えているのは、このままもう少し違った擬音語をするか、面白い熟語やことわざ、あるいは 早口言葉を考えています。^^日本には無い面白い表現がたくさんあるんですよ∼♫あ!もちろん リクエスト募集中です!^^
- Q. 韓国に長く住んでいて思う、日本との違いや文化などを教えて下さい。
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A. 隣の国同士と言われますが、意外と文化が違う事が多いんです。例えばお箸を置く時に日本は 横にしますが韓国は縦に置いたり、韓国ではバス料金を乗る時に払ったり、タクシーの初乗りの料金が安い事···などがありました。その中でも私が一番驚いたのは留学して間もない頃、バスでお年寄りに席を譲ったとき、おばあさんが突然私のカバンを力一杯ひっぱってこられたのです!「え!?何事??」と思ったのですが、おばあさんが言っている事を聞くと、「席をゆずってくれたから重い荷物を持ってあげる」ということだったんです。日本では見かけない光景だったのでとってもビックリしました。 だけどその時に本当に情が深い国なんだなと思いました。 その他、言語文化の差としても色々ありますが、その中でも日本以上に日常会話でことわざが意外によく出てくる事が印象的でした。
- Q. 最新の韓国事情はどうでしょうか?何か面白いスポットや食べ物など、おすすめはありますか?
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A. 多くの方がソウルや明洞などに行かれていらっしゃると思うので、ちょっとまた違ったスポット をご紹介しますね!韓国にも日本の京都のように、伝統が残っていると所がたくさんあるんです。例えば私が住んでいる「安東(アンドン)」は民俗村や昔の生活方式がそのまま残っている「하회마을(ハフェマウル)」など、色々な文化遺産があります。そして秋には「탈춤축제(お面祭り)」が あったりと普段ではあまり触れる事が出来ない韓国文化に触れる事が出来ます。他にも螺鈿漆 器(らでんしっき)を体験できる所や伝統工芸など体験できるところがあるので、ぜひ一度足を運んでいただきたいと思います。^^ そして韓国は韓国旅行となるとやはり多くの方がホテルに宿泊されると思うのですが、この 秋∼冬に書けてはぜひ韓国の伝統家屋に宿泊をお勧めします!昔ながらの「온돌(オンドル)」を 体験できますし、風情溢れる景色に心が癒されます。伝統家屋には昔の知恵が沢山隠されてい るので、一つ一つを見て回るのも楽しいと思います。 食べ物は、ちょうどこの時期に美味しい「조개구이(貝の焼き物)」はどうでしょうか?^^色んな貝を注文して炭火で焼いて食べるんです!貝だけではなくエビやイカなどもあって美味しいですよ!後はやはり「안동찜닭(アンドンチムタク)」でしょうか!私がいる安東が発祥の地で元祖のお店があるんです。ソウルなどで食べる「안동찜닭」は辛めの物が多いですが、もともとはお醤油ベースで全く辛くないんですよ!ぜひ本場の味を味わってみてください♫
- Q. 最後に、カフェトークの生徒に一言お願いします!
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A. 韓国語に関わらずどんな外国語でもそうですが、言葉を習得する事が目標になってしまうと勉強が楽しくなくなってしまいます。例えば、「韓国語で友達と会話をしたい」や「ファンレターを書きたい」など自分の目標を明確にしてその夢を叶える為の一つの道具として韓国語を習得するという思いで勉強すると、学習する楽しみが増えるんです^^ 私のレッスンは、どちらかというとその時のみの単発レッスンよりもじっくりしっかり長期戦のレッスンになっています。韓国語をそのまま丸覚えするのではなく、使える生きた韓国語を学んでほしいと思います。^^ ぜひご自身の目標・夢を大切に大切にしてください!