The Turning Point

今週のテーマ: 子どものころ好きだったお菓子

Teiko

このポスターの映画の中で、恋人の浮気現場を目撃したこの写真のバレリーナが、バーでチェリーの入ったカクテルを飲んでべろべろに酔っ払っているシーンがあります。

彼女は、たしかもう4,5杯は飲んでいて、その数だけさくらんぼをナプキンの上に並べています。

バーにいた若い男がふたり寄ってきて、

「そのサクランボどーすんのさ?」

と聞くと、彼女は、

「夕飯にする(I'll make them supper.)」

と言い、3人で大笑い。彼女はふざけていると思われているようなのですが、あながち冗談でもない。

楽屋でさくらんぼは間食にちょうどいいんですね。

梅干しがおやつになるならば、さくらんぼがならいでか(*^-^*)

こんにちは、Teikoです。
そろそろ春の気配が感じられるようになってきました。
お家にいる時間が長い方も多いと思うので、おすすめの映画を1本☆

バレエはしばしば映画のモチーフとして取り上げられていますね。

血で血を洗う壮絶な主役争いを繰り広げる『ブラック・スワン』

ボクシングを習っていた炭鉱の町の男の子がバレエダンサーへの道を歩む『リトル・ダンサー』

世界の最高峰ボリショイバレエ団のスキャンダルの真相へ切り込む『ボリショイ・バビロン』

私の好きなバレエ映画は、この『愛と喝采の日々』(1977)です。

原題は、『The Turning Point』

人生の岐路、という意味での「ターニング・ポイント」と、

くるくる回転するポアント(トゥシューズ)という意味での「ポイント」がかけられているんですね。


主役は2人の偉大な女優、アン・バンクロフトとシャーリー・マクレーン。

プリマバレリーナへの階段を駆けあがっていく、先ほどマンハッタンを飲んで酔っ払っていた娘をレスリー・ブラウンが、

そして、飛ぶ鳥を落とす勢いのミハイル・バリシニコフが相手役のバレエダンサーを演じ、

ダンサーたちのシーンはすべて差し替えなし、役者たち自身が踊っています。

70年代のニューヨークを舞台に描き出されるさまざまな人生の岐路と美しいダンスシーン。

ぜひ一度ご覧になってみてくださいませ☆

Teiko
本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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