【日本語Nihongo日语】7 〜お悩みにお答え!日本人のような発音で話したい〜

Onoyo

みなさん、こんにちは!  日本語教師のOnoyoです。

 レッスンでは、日本語を勉強されている生徒さんから、こんな質問をよく受けます。
「日本人のような発音で話したい。どうしたらいいか。」

 確かに、日本人のように話しているのは、日本人なので、それは日本人に聞いたほうがいい…
と言うのは正しいのですが、この答えに辿り着いたのは、日本語を教え初めて27年経った
ごくごく最近のことでした。(汗)

 私が台湾に来た27年ほど前には、全くなかったYouTubeなどの「動画サイト」の発達で、
聞きたい音声や画像を繰り返し聴くことができ、自分の好きなスピードで聴くことができる
という、言語学習者にとっては、まるで「宝の山」のようになっています。

この「聞いて覚える」が、私たち日本人が、母親のお腹の中にいた時から、
日本語を聞いて覚えたという「日本人のような日本語」になるための方法だと思います。

大人になってから学習する「言語」では、どうしても「教科書」を頼りにそれを見ながら
視覚から得た情報により「読む」と言う形で言葉を発する、練習することになりやすいです。
ですが、ある程度の文法(「みんなの日本語」第10課ぐらいまで)を習得した後は、
教科書は「耳から」のもの
(教科書に付属のCDや、動画サイトで探した聞き流しに使うような今の自分のレベルに合った動画)、
実際の本の教科書は「辞書」として、わからないときに調べるときに使用!
に切り替えていく必要があると思います。

では、その「耳で聞く」動画などの聞き方ですが…
「動画から聞こえる日本語の全てをパクる!」
ように練習することです。

このときに、意味や、文法はまず置いておきましょう!(まずは考えないようにしましょう。)
聞こえてきた「日本語」を一文ずつ、ものまね(テレビで芸人さんが、色々な有名人のモノマネをしていますが、自分ではない、誰かの言い方や動作をそのまま同じように話したり、言ったりすること。)
をするように、そっくりになるまで、練習します。(これだけでも、ものすごく楽しいです!)

これは、実は日本語の生徒さん(中国人の方)で、三ヶ月ほどで日本語がとてもうまいな〜
と私が感じるぐらいのレベルにマスターした方に、
逆に「どうやってそんなに早く、日本語をマスターしたんですか。」と
聞いたときに答えてくださったものです
「TTP(徹底的にパクる)練習」
と名づけていました。(汗)

参考にしていただけたら、幸いです。 

Onoyoでした。





本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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