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Cafetalk Tutor's Column

YUKI927 講師のコラム

夏休み中の学校の先生って、何してる??

2022年7月30日

みなさん、こんにちは。フィリピン在住のカフェトーク講師YUKIです。

7月も終わりが見え、夏休みが始まったご家庭も多いのではないでしょうか。
わたしは、2020年まで公立小学校で10年以上勤務しており、
「学校の先生って夏休みが長くていいなぁ~」と言われたことが何度もあります。
先生たちは、どのくらい休みがあるの?
学校は、誰もいないの?
今回はそのような疑問に答えるべく、「夏休みの学校の先生」に焦点を当ててみたいと思います。

終業式のあと:束の間のおしゃれランチ!
先生たちは、1学期を無事に終えた喜びでいっぱいです。
子どもたちが下校後はみんなでランチに出かけます。ふだんは給食指導、昼休みの外遊びで全く取れませんが、教員にも皆さんと同じように60分の休憩時間が設定されています。わたしの勤務地は山が多かったので、おいしいお蕎麦屋さんへみんなで行くことが多かったです!

終業式のあとまたは次の日:あるまでさがす!備品整理!
学校備品の管理が全教員一斉におこなわれます。学校の備品には、シールがついているのを見たことがあると思います。それを備品台帳に従って、全て調べます。
もし不明の備品があったら・・見つかるまで探します。だから、学校のものは大事に使ってくださいね!

8月第1週目まで:研修期間!先生も勉強!
この期間は研修期間です。子どもたちがいないときには、市内で多くの研修会がおこなわれており、校内でも研修が設定されます。例えば、大学の教授をお呼びして「思考力のつく授業の進め方」のような内容でおこなったり、今だとプログラミングの研修等があったりという研修です。多い先生では、この期間はほぼ毎日出張なんてこともあるかもしれません。

8月第1週目:教職員バレーボールやバスケットボール大会!
近隣校の学校といっしょにレクリエーション活動もあります。日頃真面目な先生も、楽しく運動をして、交流を深めます。汗を流すと健康ですし、楽しいですよね。

夏休み中2回くらい:日直!
学校の規模により日直の回数は変わりますが、2クラスある学校ではだいたい2回ほど回ってきます。

お盆頃:完全休業・・・
このころは閉庁日になり、公的機関は完全に閉めることができます。

夏休み終盤:ウォームアップ期間!
このころになると、出勤している先生も多くみられます。だんだん体を慣らしたり、教科の準備をしたりするためです。本当は有休をとっているのに、学校に来ているいわゆる「ゆうれい」の先生もいるかもしれません。

始業式前日:迎え入れる準備・・・
この日は教室へ行き、一人で大掃除をします。また、夏休み前にクリーニングに出したカーテンもつけます。夏休み中にたまったホコリを取り除き、気持ちよく登校してもらうためです。みなさんの机もひとつひとつ丁寧にふきます。そして最後に、黒板へ明日子どもたちを受け入れるためのメッセージを。一人一人の顔を思い浮かべながら。

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お気づきかと思いますが、学校は閉庁日以外の平日は毎日開いており、日直の先生が交代で当番をしています。
日直の日、研修の日以外はお休みを取ることが可能です!ふだんあまり休みを取らない分、ここで一週間ほどまとめて休みをとる先生が多いです。(わたしも振り返ると10年以上、学校のある日に休んだことは一度もありませんでした!)

また、以前はあった登校日やプール開放日等も今はない学校が多いのではないかと思います。
そんなことで、学校の先生は子どもたちと同じく休めるわけではなく、夏休みには夏休みの仕事があります。でも、、子どもたちほどではないですが、まとまって休んでいます!
普段はほぼ有休を使わない分、長期休みは少しリラックスです!

ちょっと長くなりましたが、これが公立学校の先生の夏休みの正体です(^^♪
※写真は数年前の夏休み中に行った、沖縄は宮古島での一コマです!

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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