養生訓(原文)
「況(いわんや)大なる身命(しんめい)を、わが私の物として慎(つつし)まず、飲食(いんしょく)・色慾(しきよく)を恣(ほしいまま)にし、元気をそこなひ病(やまひ)を求め、生付(うまれつき)たる天年(てんねん)を短くして、早く身命を失ふ事、天地父母へ不孝のいたり、愚(おろか)なる哉(かな)。」
意訳
大事な身体を大切にせず、欲望のままに生活したあげく、本来ある命を短くして早死にするのは愚かな行為です。
気づき
なかなか自覚できないのが、自分自身の生活の乱れです。そして、これまで良かれと思って行ってきたことが、間違いだと分かった時は、茫然自失(ぼうぜんじしつ)となります。
なお、茫然自失とは、我を忘れ、呆れ果てて、呆気(あっけ)にとられてしまう事だそうです。
最近の私は、間違いの「あるなし」に、かかわらず、茫然自失となることがある今日この頃です。
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