こんにちは、nagaikiです。
養生訓(原文)
「園(その)に,草木(そうもく)を、うへて愛する人は、朝夕(あさゆう)心にかけて、水をそそぎ土をかひ、肥(こえ)をし、虫を去(さり)て、よく養ひ、其(その)さかえを悦び、衰(おとろ)へをうれふ。草木(そうもく)は至(いた)りて軽(かろ)し。わが身は至りて重(おも)し。
豈(あに)我身を愛する事、草木にも、しかざるべきや。思はざる事、甚(いたりな)し。夫(それ)養生の術をしりて行なふ事、天地父母につかへて孝をなし、次には、わが身、長生安楽(ちょうせいあんらく)のためなれば、不急(ふきゅう)なる、つとめは先(まず)さし置(おき)て、わかき時より、はやく此術(このじゅつ)をまなぶべし。身を慎(つつし)み生(せい)を養ふは、是(これ)人間第一のおもくすべき事の至(いたり)也(なり)。」
意訳
園芸を楽しむ人は、庭に草木を植えて、朝に夕に水をやり、肥料を与え、防虫まで気を使い、その栄える姿を喜び、枯れれば悲しみます。
草木にさえ、このように大切にします。
ましてや、自分の身体は、草木以上に大切なはずです。
人生の中で健康で長生きすることが一番重要なことではないでしょうか。
このことに若い時から気づき、養生の知恵を学んでいきましょう。
まずは、健康です。このことを人生の第一義に考え、毎日を生活することが大切でしょう。
気づき
人は、大きな病気を経験すると健康の大切さが分かるとも言います。しかし、生活習慣病のような長い期間をかけて身体を蝕む病は、気づくのが遅くなる場合もあります。
日頃から、自分の健康状態を確認することも必要でしょうね。
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