肝試し

夏に人気のゲーム・・・？
「ゲーム」と言ってしまっていいのかわかりませんが、夏に行われるイベントと言えば「肝試し」っていうのが私の子供の頃でした。

キャンプで、学校で、地域の集まりで、サークルなどで行われました。

夕食を終え、日が沈んで暗闇が十分深くなった頃、「肝試し」はスタートします。
大抵は2人一組となって決められたコースを行ってくる。
真っ暗闇なお墓とか、街灯がない森の道とか、そんな街はずれのような真っ暗闇が舞台。

ルールは様々
ちゃんと行ったかどうか確かめるために途中にある何かを持ってきたり、名前を書いてきたり。
ただ、行きさえすればいい、という場合もあるし、時間を計って早く戻った人が勝ち。
あるいは泣いたら失格、泣かずに戻れたら合格・・。
途中でクイズに答える、とかとか・・。
途中の道にお化け役の人が潜んでいて脅かす場合もあります。

私は足は速い方で体力もあったのですが、ものすごいビビりなので走れませんでした・・。

怖くて怖くて、嫌でたまらないのに、無事に戻れた時の安堵感、達成感は格別。
「怖かった！怖かった！」と半泣きになりつつ笑ってしまう。
先に戻った子と「怖かったよね～」と笑いながら話す。泣目で・・・。
今となっては楽しい思い出です。

今は肝試し、やるのでしょうか？
やっても建物の中とか、施設内の安全が確認されている屋外ってところかな？
YouTuberの廃墟めぐりとかぐらいかな・・？
昔はお墓とか、野原とか真っ暗闇を子供だけで歩かせていたんですよね。

このお盆で従兄と話す機会がありました。
昔は近くの山へ車で送ってもらって、そこで子供だけで虫取りして遊んでた。
適当な時間になると親が迎えに来る。なかなか来ない時はさらに奥まで行って遊んだ・・。と

なんと長閑な時代・・・。ほんの数十年前。

今は子供だけで遊ばせる。しかも半日、山で遊ばせる。
そんなこと、考えられないですね。

「時代」と言ってしまえば「時代」なんでしょうけど・・・。
今は子育てが本当に大変な時代・・。
お母さん、お父さん、無理せず、がんばりすぎず、がんばって！

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