さて、韓国語を特別勉強したことのない方でも、丁寧語のYes・Noぐらいはご存じかも知れません。
はい:네[ネ]または예[イェ]
いいえ:아니요[アニヨ]または아뇨[アニョ]
それでは、タメ口バージョンはどうでしょう?韓国語を勉強中でも意外にご存じない方が多いようです。
うん:응[ウン]
ううん:아니[アニ]
「うん」はまるで日本語と同じですね!否が応でもYesなんだとわかってしまいます。
ところで、うちの夫に何か質問すると「으으응[ウウウン]」という答えが返ってくるのですが、皆さんはこれ、YesなのかNoなのかおわかりになりますでしょうか。ちなみにイントネーションは「으→으↑응↓」ですよ。正解から言うとNoなのですが、日本語の「ううん」の実際の発音が[ウウウン]に近いこともあって、至ってナチュラルに「あ、Noって言ってるのね」と受け入れていたのです。
ところが最近、ソウルの人(標準語話者)に向かって「으으응[ウウウン]」と言っても、YesなのかNoなのかわかってもらえないらしいという衝撃の事実を小耳に挟んだのです。実は、「으으응[ウウウン]」は方言だったのです^^;(*注:うちの夫=釜山出身)ということで皆さん、ソウル出身のお友達にNoと言いたい時は、唯一の標準語「아니[アニ]」をお使いください。留学生活をソウルで過ごしたため、自分では「아니[アニ]」しか使わないのですが……。フィーリングが日本語にそっくり過ぎて、ソウルの人にさえ通じない「으으응[ウウウン]」が日本語話者にはす~っと通じてしまうという怪奇現象でした。摩訶不思議^^