日本での転職はやはり年齢が大きく影響する

Kanarie

キャリア相談や起業塾を運営している主催者は、
割と転職をたくさん経験している人が多いイメージです。

そういう方の体験談のみで、その情報をうのみにするのは、
少しリスキーだという話をします。

特に40代以降の方向けの話となります。

先ほど、30代で転職歴9回(主に派遣社員)と語る女性の発信を見聞きしました。
その方曰く、転職のコツの一つが
「転職サイトを利用しない。WantedlyやlinkedInの方がいい」とのことでした。

でもこれ、その方が30代だからこその意見です。
40代以上でこの情報をそのまま信じるのは、リスクがあります。

私は40代後半で正社員採用経験がありますが、
40代の転職ではWantedlyやlinkedInよりも、一般的な転職サイトの方をお勧めします。

実際、私は40代の転職活動で、上記2つで仕事が見つかったことはありません。
WantedlyやlinkedInで求人情報を出しているのは、
20〜30代の若い人が中心の、ベンチャー企業が多いです。
そういう企業が、40代以上の人にわざわざ声をかけることはほぼありません。

私の40社以上の転職は、ほぼリクナビネクスト(エージェントも含む)、dodaなど
一般的な転職サイトで実現したものです。
ちなみにハローワークもほぼありません。やはり転職サイト利用がおすすめです。

このことから、キャリアについての発信内容は
その人の年齢や、住んでいる場所も考える必要があります。

ちなみに多くの起業家の人が「昔は月収14万円だった」と
なぜか14万円を引き合いに出すことが多いです。

でもこれ、地方都市だったら特に安いわけではありません。
もっと低い月収のフルタイム勤務の仕事もたくさんあるのが地方の現状。

なので「月収14万から収入が大幅にアップした」と言われても、
正直札幌という地方出身の私からするとピンとこないです。

いや逆に「派遣でその月収なら割と高い方では」とさえ感じます。
地方では、正社員で手取り月収11万円なんて会社は、まだまだ存在します。

まとめとして、40代以上の人が転職をするなら、
一般的な求人サイトから念の為WantedlyやlinkedInまで
幅広く登録してアンテナを増やしておいた方がいいです。
30代の方の転職体験談は、40代以上の人には当てはまらないことの方が多いのでご注意を。

40代以降の皆さん、私もアラフィフ氷河期世代です。
新卒の時から、職探しというのは非常にハードルが高かったです。
さらに私はその後病気になったので、より健康な人よりも安定してお金を得ることは難しかったです。
「働くとは、仕事とは何か」とずっと考えています。今もです。

こんな私ですが、キャリア相談、キャリアコーチングを行っています。
興味ある方は、まずはお気軽相談25分コースからどうぞ。

专栏文章仅为讲师个人观点,不代表 Cafetalk 立场。

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    2024 年 2 月 4 日
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