【大学入学共通テスト】英語対策(リーディング編)

Tutor Na

こんにちは。

 

今日は、『【大学入学共通テスト】英語対策(リーディング編)』ということで書いていきたいと思います。

 

今年2024年の英語の共通テスト、拝見しましたが、英文量多いですね。

 

2021年度の共通テストから、発音・アクセント・語句整序等がなくなり、完全に長文読解型になっています。

 

今年もその傾向が顕著に表れています。

 

共通テストの英語(リーディング)テストでは、これでもかというほど英文を読むことになります。

 

時間制限80分で、あれだけ大量の英文量を読むには事前に相応の対策が必要になってきます。

 

ただ、共通テストの英文の内容は難易度で言うと、東大・京大の二次試験ほど難しいというわけではありません。

 

共通テストの英語(リーディング)の印象としては、大雑把な言い方になりますが、

 

『そこまで中身的に難しいわけではないけど、量がひたすら多い』

 

という感じです。

 

短い時間内で多くの問題を処理していくという点では、以前のセンター入試とも似ています。

 

なので、共通テストの対策としては、『いかに速く大量の英文を読むことができるか』が焦点になります。

 

それも集中力を切らさずに。

 

 

 

では、どう対策したらいいのでしょうか?

 

まず、英語の勉強の心構えとして、英語の勉強は継続力が必要になってきます。

 

英語は特にその傾向が強い科目です。

 

そのため、テストで大量の英文に対処していくには、日常的に継続的に英文多読と語彙力の訓練をしておく必要があります。

 

 

 

おすすめする方法は二つです。

 

一つは、毎日30分英語の文章を読むこと。

 

好きな英文で構いません。

 

例えば、日本語版ハリーポッターが好きなら、英語版で読んでみるとか。

 

もし、いきなり分厚い洋書版が厳しいのであれば、薄めのペーパーブックから始めても。

 

ペンギンリーダーズ(※今はPearson Readersに変わったようです。)とかその他の似ているシリーズでも構いません。

 

これらは有名な作品や映画のお話をレベル別に分けた本で、段階別になっていて自分の英語力に合わせてスッテプアップしていけます。

 

一番簡単なものから読み進めていって、読めるようになってきたら次のランクに移行するといった読み方ではじめていけばいいと思います。

 

結構いろんなジャンルがあるので、好きな本を選んでください。

 

そしてどんな本でもいいので、自分が興味を持てて続けられる本を選んでください。

 

それが継続できるコツです。

 

読む時のポイントとしては、わからない単語が出てきても気にせず読み進めることです。

 

辞書を引くと、そこで止まってしまいますし、ずっと辞書を引きっぱなしだとめんどくさくなってきて、読むのをやめてしまいます。

 

多少、わからない単語があっても読み進めてください。

 

実際、本試験でわからない単語が出てきても、最後まで読み進めることができる練習にもなります。

 

そしてこの毎日30分読みで多読の習慣をつけていただければと思います。

 

英語の学習の特徴ですが、毎日コツコツ続けることに意味があります。

 

もし、30分が大変であれば、20分とかでも構いません。

 

続けることができる時間を決めて、毎日(できれば)読んでほしいと思います。

 

最初は30分連続して読むのは大変でも、慣れると読むのが楽になってきます。

 

この多読を始める時は、ちょっとやさし目だなと思うレベルからスタートしていただければと思います。

 

少し無理をして、難しめの本からスタートにしてしまうと、意味がわからない文章を延々と読むことになり、大抵の場合、面白くなくてやめてしまったりしまいますから。

 

とにかく、多読、毎日続けてみてください。

 

すると、英語の長文を読むのがそんなに苦痛ではなくなってきます。

 

30分も毎日読むことを積み重ねていけば、共通テストのどの文章の問題も、多読している量に比べれば圧倒的に少なくなります。

 

 

 

さて、共通テストの文章を読む上で、もう一つ大切なのが、語彙力の強化です。

 

共通テスト対策のおすすめの方法のもう一つが、単語帳を後ろから何周もすることです。

 

テストの制限時間内にはやく読むためには、それぞれの単語の意味をいかにはやく理解するかが鍵になります。

 

受験生さんが少し手こずりやすい単語が、かなり出ていました。

 

ただ、この英単語、おそらく中高一貫校であれば、学校指定で配られる単語帳に記載されています。

 

単語帳の後ろの方に出てくる単語になりますが。

 

受験生にとって難しいと感じる単語の多くは、単語帳の後ろに配置されています。

 

受験生さんは前から順番に単語帳の単語を覚えていくことが多いです。

 

逆です。

 

受験で差が出るのは、後ろに配置されている難しめの単語なのです。

 

実際に、今年の受験生さんが苦戦されたであろう単語は、みんなが知っている単語ではなく、受験生さんでも対策が手薄になりやすい単語帳の後ろに書いてある単語なのです。

 

この英単語超で後ろに配置されている単語を重点的に覚えていただければと思います。

 

 

 

以上、2点を毎日続けていっていただければと思います。

 

英語学習は毎日コツコツが大切です。

 

一見地味な作業なのですが、これが高校3年生の受験期に役立ちます。

 

英語のいいところは、普段の勉強の積み重ねがそのまま実力に反映されるところです。

 

ある程度積み重ねておけば、受験直前期に慌てることがなくなります。

 

自分が受ける共通テストに備えて、それまでにコツコツ積み重ねていっていただければと思います。

 

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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