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昨日は3月11日。
かつて、大きな地震が東北を襲い、さらに原発事故(げんぱつじこ)を引き起こしました。
あれから13年。
戦争、自然災害、病気、景気悪化などのニュースで、何度も耳に、目にする文法があります。
それが
*「~を余儀(よぎ)なくされる」。
「自分ではどうしようもない理由で、~しなければならない」という意味で、
ニュースや記事などでよく使われます。
・避難(ひなん)を余儀なくされています。
・コロナで帰国を余儀なくされた。
・景気悪化で親の収入が減り、大学の退学を余儀なくされる学生が増えています。。。
と、客観的に述べるニュースキャスター。
冷静に伝えられるからこそ、そのたくさんの「余儀なくされた」背景に、
想像もつかないような「悲しみ」「苦しみ」が見え隠れしているように思えます。
もちろん、選挙戦撤退やビジネスシーンなどでも使いますが、
やはり、ニュースでこの文法を見聞きするたびに、
「余儀なくされた」弱い立場の方々のことを思わずにはいられません。
それこそ、この文法が伝えてくれることなのかもしれません。
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