皆さんこんにちは!
カフェトーク講師のMakikoです。
いつもレッスンを受講いただき、ありがとうございます。
カフェトークでは基本的な発声技術に加え、ドイツ語の発音法を教えています。
よりみなさんに声楽やドイツ作品を身近に感じていただくため、こちらのコラムでは声楽、ドイツ作品にまつわるお話をしています。
今日は「歌曲」というテーマでお話しをしていきたいと思います。
「歌曲」とは、クラシック音楽における芸術歌曲のことで、ピアノやオーケストラの伴奏がついた独唱曲です。
18世紀後半から19世紀初頭にかけて確立し、今もなお新作歌曲が誕生しています。
音楽の授業でよく取り上げられるシューベルトの「魔王」や「ます」も歌曲の代表作品です。
声楽というとオペラを思い浮かべる人も多いかと思います。同じ歌でもオペラと歌曲には大きな違いがあります。
まずはその違いを確認しましょう!
オペラ
・オーケストラの伴奏で歌われる
・物語の筋に沿った舞台セットが組まれ、衣装をつけて歌う
・歌いながら演技をする
・1本のオペラを演奏するのに、歌手やオーケストラ、舞台スタッフなど、何百人ものスタッフを要する
歌曲
・ピアノの伴奏で歌われることがほとんど。ただし、オーケストラ伴奏や、器楽とのアンサンブル歌曲も存在する
・舞台セットは存在せず、舞台には歌手と伴奏楽器のみ
・体を動かす演技はせず、詩の世界を言葉と音楽のみで表現する
では歌曲の何が素晴らしいのか...
私の選ぶ、ここが素晴らしい!歌曲の魅力3選!!!
①詩が素晴らしい
歌曲で扱われる詩では、人間の喜怒哀楽だけでなく、時には哲学的な思考、物語、自然、神話など、様々なテーマが描かれています。
表現内容だけでなく外国語の詩は、声に出して読んでも響きが美しいのが魅力のひとつです!
②音楽と詩の一体感
歌の旋律だけでなく、ピアノ伴奏の音形や和音進行なども用いて、詩の内容を表現しています。
「この伴奏は詩でこのことを歌っているからこういう音形なんだ」「ここは詩で悲しいことを歌っているから、悲しい和音になっているんだ」とわかると、さらに歌曲を聴くのが楽しくなります!
③その身ひとつで表現する
オペラにおいては舞台セットや衣装などの効果で、変化が明確に表現されていますよね。
歌曲では、歌手とピアニストがたった二人で、その世界観を作らなければなりません。時には、その場の空気感や表情で場面を転換させていきます。この時の歌手とピアニストの統一感も聴きどころの一つです!
いかがでしたか?
歌曲に興味が湧いてきましたか?
こんな「歌曲」の魅力を詰め込んだコンサートが、7/27(土)東京の雑司ヶ谷音楽堂にて開催されます!
詳細は前回のコラムにも書いていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。皆様のお越しをお待ちしております♪
またカフェトークでは、このような歌曲を歌ってみたいという方に向けたレッスンも提供しています!
発音や表現のポイントだけでなく、初めてだけどドイツ歌曲を歌ってみたいという方にも対応しています!!
きっとやり始めたら病みつきになること間違えなしです⭐︎
皆さんのリクエストをお待ちしています♪
それではまた次回のコラムをお楽しみに!
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