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再帰動詞と目的語代名詞は別々に考えるべからず!

Aisaka

チャオ!イタリア語講師のアイサカです。

個人的に好きな動詞は再帰動詞ですが、イマイチわからない!という人は多いと思います。
私もイタリア語を勉強し始めた頃はそうでした。。
しかし今となっては、イタリア人にとって必要不可欠な動詞だなぁと実感してます。

なぜ再帰動詞が苦手な人が多いのかというと、通常の参考書やレッスンでは「再帰動詞」というジャンルでくくって勉強してしまうからです。

この勉強方法が間違っているわけではないし、仕方ない面もあると思います。

私が再帰動詞という概念を教えるのであれば
「目的語代名詞」と切り離すな!です。

再帰代名詞・直接目的語代名詞・間接目的語代名詞、これら3種類の代名詞の共通点はなんでしょう?

mi/ti/ci/viです!これらはどの代名詞も同じ形です。
つまり、再帰動詞も目的語代名詞も近い関係であり、
逆にいえばイタリア語が難しいわけではなく日本語が難しいのです。(外国人のほうが難しいと思っているはず…笑)

※三人称のみ、それぞれ形がsi/lo/la/gli/leと変わってしまうので、一旦わかりやすいmiとtiの感覚を掴んだあと、三人称を整理してみましょう。

ポイントは「私に」「私を」「私自身のために」=miと覚えてしまうこと。miは大事!!
再帰動詞だから…目的語代名詞だから…と考えるのではなく、MI!!!

練習としては、
まず、「私に/を~してくれない?」「君に/を~してあげるよ」というフレーズに慣れる!

Mi fai un caffè? (私に)コーヒーを淹れてくれない?
Mi presti la macchina? (私に)車を貸してくれない?
Ti compro un vino. (君に)ワインを買ってあげるよ。
Ti porto all'ospedale. (君を)病院に連れて行くよ。

このように他の文章を考えてみましょう!


次に、下記のイタリア語を日本語で考えてみましょう。

(truccare=化粧する)
1: Ti trucco.
2: Mi trucchi.
3: Mi truccca.
4: Mi trucco.

正解は…
1: 私は君を化粧する。
2: 君は私を化粧する。
3: 彼/彼女は私を化粧する。
4: 私は私を化粧する。→自分自身のために行う→再帰動詞
となります。
再帰動詞は4のみですが、作り方は同じで「誰が?誰に?」がポイントです。


わかりやすい例文をあげましたが一筋縄ではいかない動詞も多いのです。
やはりこれだけで「再帰動詞を理解できた!」という人は少ないと思います。
このため、不特定多数の人が読む参考書ではなかなか説明しづらいと思います。

再帰動詞や目的語代名詞が苦手!という方は私アイサカにお任せください!

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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