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JLPTとJ-TESTって何が違うかご存じですか？
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日本語を勉強する人の多くはJLPTを目標にしますよね。
JLPTのN1やN2を採用基準にしている企業も多いです。
でも「N1に合格したのに上手に話せない」という人もたくさんいます。
なぜかというとJLPTは「理解する力」を試す試験だからです。
「理解する」技能と「話す」技能は全く別のテクニックなので、N1に合格しても話せない、というわけなんです。
そこで出てきたのが「日本語運用能力試験 J-TEST」というわけです。
こちらはその名の通り運用能力のテストです。
大きく違う点はヒアリングが多いことと記述試験があること、
そして日常的な慣用表現が多く使われているところです。N1は書き言葉がほとんどだったので、覚えても使いづらかったと思いますが、こちらは実用性があります。
では問題例です。
先輩に、私の字が くて にくいと言われた。
ここに入る言葉を入れるんですが、答えは一つじゃありません。
「小さくて見にくい」でもいいし、「汚くて読みにくい」でもOKです。
この弁当は値段（わりに 量 多い）、味もいい。
３つの単語の形を変えて自然な日本語にする練習ですね。
これは「値段のわりに量が多くて味もいい」が正解ですが、内容を理解して、接続詞や動詞の変化がちゃんとできるかを確認しています。
J-TESTには
上級者向けの「Ａ-Cレベル試験」と初級～中級者向けの「D-Eレベル試験」、
入門者向けの「F-Gレベル試験」があります。
C級がN2レベル、準B級がN1レベルに相当します。
なので「もうN1を取得したから目標がなくなった」と言っている方にはJ-TESTのA級を目指すことをおススメします。
かなり難しいですが、会話力、表現力は確実にアップしますよ！
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