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Kayo

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이탈리아어

Kayo Tutor Interview

Q. Kayo先生、こんにちは。まずは自己紹介をお願いします。

A. はじめまして、イタリア語講師のKayoです。 結婚し、イタリアのシチリア島に住んで、今年で8年目になります。 イタリア語をペルージャ外国人大学で勉強し、その後日本に帰国、大手語学学校でイタリア語を教えながら通訳の仕事などをしていました。 再びイタリアにもどり通訳、翻訳の仕事のかたわらイタリアの大学で言語コミュニケーション学卒業しました。

Q. 現在シチリアにお住まいとのことですが、街について教えてください。

A. シチリアは、地中海最大の島で、大きさでいえば日本の九州のひとまわりほど小さい島です。自然が豊富で海がきれいで食べ物がピカイチに美味しい島です。 歴史も長く、ギリシャ、スペイン、ローマ、アラブ、など多くの民族が島を侵略したため、多くの文化が建築、言葉、また食の中にいまだに残っています。 私は、この島の中でも一番南にあるラグーサという街に住んでいます。小さいけれども世界遺産にも登録された素敵な街です。 街の特徴は、やっぱりバロック様式の建物です。街の至る所に世界遺産の教会や貴族のお屋敷が点在しています。私の家も世界遺産の教会からなんと徒歩5秒の所にあるんですよ。街の保存状態が良いせいでしょうか、よく映画やドラマの撮影が街の中で行われています。 また、食べ物がとても美味しいんです。高品質なDOP認定の食材や、ワイン、チーズが有名で、ここに来て初めて出来立てのチーズを食べました。 まるで、すくい豆腐や茶わん蒸しのようでふわふわであっつあつなんです! 豊かな食材のおかげでしょうか、こんな小さい街にもかかわらず、ミシュランの星つきレストランがなんと3件もあるんですよ。 街の人々は、シチリア人にしては、大人しく上品な印象です。残念ながら、ほとんど誰も英語も日本語も話さないので、イタリア語をひたすら話すしかありません。そのおかげでしょうか、イタリア語が上達したのは。

Q. 音大で声楽を学ばれていたとありますが、イタリアも音楽が盛んな国ですよね!イタリアではどのように音楽を楽しまれていますか?

A. イタリアでは、日本より音楽が身近にあるように感じます。街に一つは劇場が必ずありますし、主要な街の劇場では、コンサート、 オペラ、バレエがシーズン中にいくつも上演されてます。 シチリアには、パレルモのマッシモ劇場とカターニャのベッリーニ劇場が有名です。どちらも豪華絢爛の内装ですよ。伝統的な劇場でイタリアで生まれた本場の作品を観ると感動が違います。 湿気のある日本とは音の響きも違うように感じます。チケットも日本にくる海外からの引っ越し公演の半額以下ですし、価値がありますよ! また、私は、いろいろな街を訪れるたびに劇場見学もすることにしています。劇場の歴史、エピソディー、また舞台裏をのぞけるのです、たまに歌手やバレリーナのリハーサルに遭遇できるときもあるんです!ぜひためしてみてください。 またクラッシックだけではなく、夏場には、広場や海辺がコンサートのステージになるときもあるんです。一番びっくりしたのが、ある日、自宅に帰ったら自宅の前がコンサート会場になっていた時ですね。自宅にいながら素敵な音楽が聞こえてくるときは、最高ですよ。

Q. そもそも、イタリアに渡ったきっかけはなんだったのでしょうか?

A. イタリアに渡ったきっかけは、単純にイタリア語をきちんとものにしようと思ったからです。 もともと大学で声楽専攻の私は、イタリア語は必修科目でしたから、しぶしぶ勉強していました。成績も良くなかったと思います。 高校時代、英語も苦手でした。大学の4年生になった時に、イタリア人の声楽の先生につく機会がありました。 先生のおっしゃっていることが理解したい、イタリアを身近に感じて、もっと知りたいと思ったのがきっかけで、それからイタリア語を真面目に勉強するようになりました。イタリア語をきちんと勉強してみると意外に面白く、当時習っていた先生に、(もう忘れているかもしれないのですが。)「筋がいいので、イタリアできちんとお勉強をして帰ってきたら仕事をあげる。」といわれた言葉にもつられたのかもしれません(笑)帰国してからは、先生のお話通り語学学校でお仕事をいただきました。 その後、さらに勉強したくなり再度イタリアの大学に入学しました。まず驚いたのが、イタリアの大学の試験が90%口頭試験であること!試験勉強は、一つの教科につき最低3冊の教科書を読むのですが、それをどんな質問が出てきてもすぐに応えられるように気が狂うほどリピートするのです。そのおかげもあって、嫌という程スピーキング力がつきました。

Q. フリーの通訳、翻訳家としても活動されているそうですが、大変な事や思い出深いエピソードはありますか?

A. フリーランスとして働いていると、いろいろな方と出会う機会があります。 通訳・翻訳家の一番の醍醐味は、 たくさんのプロフェッショナルな方々とお会いできることだと思います。ワインなどの生産者、旅行業者の方々、産業機械に携わる方々をはじめ、今までいろいろな方とお会いしました。私は、単純なので毎回、いろんなお仕事にふれて感激しています。 仕事のエピソードとしては、ここでは書けないような恐ろしいハプニングにも出会ったこともありましたが、、一番心に残っている仕事は、長期の大きなプロジェクトに携われたときです。 イタリアで日本企業の工場の立ち上げに関わりました。建設現場なので、ワイナリーを訪問するようなエレガントな仕事ではありませんし、決して100%安全な職場でもありません。しかし、人種や職種関係なく全員が一つの目標を成し遂げるのには感慨深いものがあります。 長期になるといろいろな仕事も発生します。行くまでは、ありえないと思っていたような高い場所での仕事や、ちょっと怖い業者さんの対応など、通訳もいかに柔軟に対応できるかを学びました。 それも、プロジェクトに真剣に取り組まれているかたとご一緒できたからだと思います。また、その方々から、またお仕事で呼んでいただくと本当にうれしい!通訳冥利に付く瞬間です。 プロジェクトで知り合った仲間は、世界中バラバラに散ってしまいましたが、仕事が終わっても連絡を取り合っています。 仕事のたびに、いろいろな人からたくさんの事を教わり、自分自身も成長できる仕事だと思っています。

Q. お休みの日は何をして過ごしていますか?

A. 休みの日には、ピラティスに行ったりダンスのレッスンに行ったりもしていますが、やはりシチリアの醍醐味は、海と食です! なので、夏場はビーチパラソルにお気に入りの本と音楽を持って、温かい砂の上でゴロゴロ、喉が乾いたら売店で冷たいレモンのシチリアのかき氷、グラニータを食べながらリラックスします。 日本では、一切海に行かなかったのに、こちらに来てから海好きになりました。 また、イタリア人はみんな集まって美味しいものを食べるのが本当に大好きですから、お友達や旦那さんと一緒にわいわいお料理をしたり、美味しいものの食べ歩きをしています。 春には、アスパラガス摘み、夏には、一年分のドライトマトの仕込み、また秋にはお友達の畑でオリーブを収穫させてもらって、一年分のオリーブの塩漬けと酢漬けを仕込んでいます。 地元の友人には、なんだかおばあちゃんみたいと言われていますが、私は最高に楽しんでいます。日本で言うと梅干を付ける感覚なんでしょうね。

Q. 先生のレッスンの特徴について教えてください。

A. 私は、言語というものは、何かとコミュニケーションをする手段、もしくは、情報を得る手だてだと考えています。 なので、生徒さんにはぜひ、実用的な便利なイタリア語を使えるようになってほしいと思っています。 初級・上級のレッスン共通している点は、使えるイタリア語、イタリアでよく使われている表現を学んでいくことです。 初心者の方には、イタリア語は意外に日本の街中にもあふれているということ、Cappuccino(カプチーノ)やPasta(パスタ)などイタリア語が身近にあるということ、しかも、イタリア語の発音は、日本語ととても似ている上に文章の並びも柔軟なため、現地に行って大きな声で自分の知っているフレーズを発音するだけで通じる言語であるということを知ってもらいます。 いろいろな生徒さんが来てくださっています。ゼロから始めるられる方、もう一度イタリア語をやり直したい方も多くレッスンを受けてくださっています。やはり、英語とちがってイタリア語は中学高校で学んだ基礎がありません。そのため、初級の段階で、あいまいになってしまい、一度お勉強を止めてしまう方も多いようです。そこで、私は、初歩の基礎を築く大変な作業を、できるだけ簡単にできるように、楽しくできるようにお手伝いしたいといつも思っています。日本語で文法も説明しますし、また疑問を日本語でしていただくことができます。また、レッスンの後も復習できるように、レッスン中に何度もフレーズを発音してもらったり、レッスン後に手作りの教材をお送りしています。 上級者の方とは、一緒に話しながら課題を決めています。例えば、作文や翻訳、作文をベースにした会話などです。単語力、表現力を広げながら、上級者の方は、イタリア文化へのこだわりや専門分野をお持ちの方も多いので、できるだけその方のニーズに合った内容のレッスンができるようにしています。

Q. 最後にカフェトークの生徒へメッセージをどうぞ!

A. いつもレッスンを受けてくださっているみなさん、ありがとうございます。いつも本当に楽しくて、皆さんから元気をいただいています!これからも、どんどん頑張っていくのでよろしくお願いします。 これから、はじめようと思われている皆さん。みなさんの中には、私のようにイタリア語からではなく、そのほかのイタリア文化や旅行の経験から興味を持たれイタリア語を勉強してみたいと思われた方も多いのではないでしょうか。私は、皆さんのもっとイタリアを知りたい!という気持ちがとても大切だと思っています。それだけイタリアという国は魅力にあふれていますから。外国語を一つでも学ぶと言うことは、その言葉で情報を集めることもできますし、たくさんの人とコミュニケーションをとることもできます。 これからも、できるだけ生徒の皆さん一人一人に対応したレッスンができればとおもっています。ぜひ、一緒にがんばりましょう!

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Kayo


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