「数量を計る単位と使い方」日本語・スウェーデン語で意味が違います。

Weekly Topic: Words and phrases that you do not find in other languages

Kei Schönberg

たとえば、数量を計る単位と使い方が微妙に違います。

1キロ(日本の場合)
重さの場合もありますし、距離の場合もありますよね。
スウェーデン語で「1kilo」ともしあったら、それは重さの場合のみです。発音も「キロ」ではなく「シ-ロ」に近くなります。ドライブしていて「あと5キロほどでつくね」というと微妙な顔をされます。会話に突然重さの単位が混入しているからです。重さは「1 kilo」か 「1 kg (en kilogram)」で、距離ははっきり「1 kilometer (en kilometer)」と「メートル」の単位をつけます。

1マイル
International Mileというそうですね。日本では使用されない単位ですが(一応正確には1609.344m)、スウェーデンでは10kmを1mil (エン・ミール)と数えます。似て異なる言葉です。
うかつに「車で50マイルの距離だから」といわれて「それほど遠くない」と思っていると、「500km」先だった、ということになります。

1hg(ヘクトグラム)
スウェーデンのスーパー・市場で見かけます。100グラムのことです。

1dm (デシメートル)
高校の数学で「dm:デシメートル」という単位で計算をした覚えがあります...
日本でも数学の得意な方なら、小学生でも別にどうという話ではないかもしれません。 日常生活で、数学以外で見かけた覚えはないのですが、一応いろいろ情報源をあたってみました。スウェーデン語の1デシメートルの定義は次のようなものです。

「1デシメートルは1メートルの1/10である。省略形は”dm"。この長さの単位は日常使用される家具などに使用される。10デシメートルは1メートルである」

スウェーデンで家具はいくらも購入しましたが、デシメートルで大きさを表記してあるのを見たおぼえがありません。友人の夫は身長が2m以上あったのですが、家具屋さんでベッドを買うとき、確かに次のように文句を言っていました。

「これは幅はともかく、長さが200cmしかないじゃないか!俺にどうやって寝ろっていうんだ」

友人に後にどうしたのかきいてみたところ、「足がいつもはみ出してるのよ、でも熟睡してるわ、ははは」とのことでした。
This column was published by the author in their personal capacity.
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