これは別名、陰陽調和料理と呼ばれています。
陰陽とかいうと難しく聞こえるかもしれませんが、要はバランスをとる、ということです。
陰陽の思想では二つの対立する要素が一体化して成り立っていると考えます。
昼と夜、表と裏、男と女など比較して陽と陰が成り立つわけですが、食物にも当てはまります。
野菜そのものは動物性食材と比較すると陰ですが、野菜のなかだけで比較すると、例えばきゅうりとにんじんを比べると、きゅうりの方が陰の性質が強く、にんじんの方が陽の性質が強くなります。
陰性の性質の野菜の特徴は、柔らかいとか水分が多いとか、夏に元気に育つ体をクールダウンしてくれる野菜に見られます。陽性の性質がつよい野菜は、繊維が多くて硬めです。冬においしい野菜によく見られます。
どちらが良いとかではなくバランス良く中庸な状態にすることが、おそらくわたし達が健康的な状態を維持するのに良いのではないでしょうか。
もちろん季節によりますので、今のように暑い時はナスやきゅうり、トマトをはじめ旬の野菜をたくさん食べると今必要な栄養を摂れますね。ですが、かと言って他にも冷たいものを飲んだり食べたりクーラーを使う機会が増えますので体を冷やしすぎては胃腸も冷えてしまい消化がうまくできなくなります。ですので、生で食べるときは塩もみしたり漬け物にして陰性を和らげたり、味噌汁にいれるなど調理して火を通す、また根菜類など陽性体質の強い野菜と組み合わせるなどすると体に優しく作用してくれると思います。
暑い日が続きますが、おいしく食べて元気に乗り切りたいですね!
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