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ドイツ語学習の進め方②〜学習プロセスを把握する〜

Ayami.M

対象レベル:初心者
対象年齢:16歳以上
画像イメージ元:Designed by pch.vector / Freepik



Guten Tag an Alle! Ayamiです☆




今回はドイツ語学習の進め方第2弾ということで!
「学習プロセス」をテーマにお話ししたいと思います。





あなたはドイツ語の学習をしていてこんなことを

思ったことはありませんか?





(私ちゃんと理解できてるのかな?)




(自分のドイツ語力が進歩している気がしない…)






それはまるで濃い霧の中を手探りで進むような感覚。

特に、ドイツ語を始めてまだペースがつかめていない方

このように思われて不安を感じているのではないでしょうか?

(私ももれなくそうでした。笑)






自分の学習プロセスに疑問を持つことは悪いことではありません。

ただ、そのせいで自分に自信が持てなくなって、

学習が止まってしまうのが一番良くない!





だからこそ、学習プロセスを知るということは

あなたの抱える漠然とした不安を解消し、

学習を進めるための原動力になります!






では、そもそも「学習プロセスを知る」とは何か?

それは、






ドイツ語学習を進める中で自分の立ち位置を確認し、
これからの目標を明確にする





これを繰り返すことです。





この仕組みについては
ドイツ語を教える教師側が教育科学の知識として
学ぶものですが、
私は学習者側にも知っていてほしい内容だと思っています。





もちろん専門的な内容まで知る必要はありませんし、

私もここで難しい話をするつもりはありません。笑

今から説明するポイントを何とな〜くわかっているだけで十分です。





というわけで、ドイツ語の学習プロセスを知るために

役に立つポイントを早速ご紹介していきたいと思います♪




それは何かと言うと…






CEFRについてちょっと知っておく







ということ。

CEFR「セファール」と読みますが、ご存知ですか?





実は1年ほど前、文部科学省が大学入試に英語の民間試験を活用するという

ニュースが流れた時によく出たワードです。

もしかすると、聞いたことがあるのではないでしょうか。

(コロナ流行ですっかりこの話題も聞かなくなりました…)





ただ当時は「CEFR」というワードだけが一人歩きしていたので、
意味がわからない方も
多かったと思うのですが、

CEFRとは





外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠
Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)





の略語なんです。





(は?何じゃそりゃ?名前が長い割に意味がよくわからん…)





という方も多いでしょう。その通り!!

正式名称は長いだけなので、覚えなくてもいいです。笑





CEFRの正体は、元はヨーロッパ(欧州評議会)で提唱された、

外国語学習に関するガイドラインです。

要は、外国語の習得状況を評価するために考案された「ものさし」のことです。





日本では英語だけに限定的に使われがちですが、

ヨーロッパ全体の外国語学習のために作られた概念なので、

当然、ドイツ語、フランス語、スペイン語…など全てのEU内の言語に適用されます。





このCEFR、しっかり読むとめちゃくちゃ奥深い上、

時代とともにその内容も改訂され続けているんですよ。
これを研究対象とする研究者もいるくらいです。





ただ、ここで覚えておいてほしいCEFRの内容は1つだけ!





CEFRが提唱する外国語学習の習熟度を示すレベルです。





CEFRの規定するレベル指標はA1〜C2まで

6段階に分けられていて、

AからCへ近づくほど習熟度が高くなっていきます。






実際にそのCEFRのレベル指標をご覧ください。

(引用元:https://www.britishcouncil.jp/sites/default/files/ees-cefr-jp.pdf





この指標、なぜ役に立つかというと

各レベルに到達すると、





「学習した知識で何ができるようになるか」




を具体的に明記してくれているのです。





例えばあなたが今A1を学習し終えたとしましょう。

この時に指標を参考にすると、今のあなたは





  • 日常生活でよく使う簡単な言い回しや表現は理解できる。
  • 相手がゆっくり、はっきり話してくれれば聞き取れる。
  • 最低限の要求を満たすために、自分から簡単な文で意思を伝えることができる



くらいの力が身についているはずです。

いわば、ドイツで最低限の日常生活を送れるレベルってことです。





よく、

「ドイツ語を不自由なく話せるようになりたいんです」


と言われる方がいるんですけど、




「不自由なく」というとおそらく、
ドイツに住んでもストレスなく日常生活が送れて、
自分の言いたいことが、ある程度スラスラ言葉にできて、
ドイツ人との会話を楽しめるくらいを意図しているかと思います。




その場合、私個人の感覚だと、B1程度は必要かなと感じます。
A1~A2は補助がないとドイツに住む場合はしんどいかもしれません。





また


ドイツの大学へ行きたい
現地の会社へ就職したい、


という場合は
最低C1は必須かなと思います。
(ドイツ語圏のほとんどの大学は入学条件に入学に必要なCEFRレベルを記載しています。
気になる方は確認してみてください☆)





このようにこの指標を知っていると、
「〇〇できるようになるためにはどれくらいのレベルまで到達すればいいか」

が確認できるので、便利なんです。





また、各レべルに必要な学習時間の目安ですが、

これはあなたが通う語学学校やスクールの授業方針によって異なりますし、

個々の学習ペースによって一概には言えません。





参考までに、ドイツ語の普及を担う
Goethe-Institut(ゲーテ・インスティトゥート)

各レベルの学習時間の目安を以下のように定めています。



  • A1/A2 : 各128時限*
  • B1/B2:各192時限
  • C1:192時限
  • C2:256時限


*(1時限=45分換算とする)

出典元:https://www.goethe.de/resources/files/pdf208/sprachkurse_web-ab-dezmr-202020211.pdf






ちなみに私のレッスンもこのCEFRに基づいて構成しています。
テキストはドイツのHueber(フーバー)社が出版している
『Menschen(メンシェン)』を採用しています。






(*MenschenシリーズはA1〜B1までを扱っています。)





また学習を進めていく中で、(これも私自身の経験にはなりますが…)

だいたい多くの人がA2あたりで一度、挫折します。

考えられる原因は…





  • 学習内容が少し難しくなる(ドイツ語特有の文法表現が増えてくる)
  • 学習のマンネリ化(確実に成長はしてるんだけど、継続することにダレてくる)



挫折ポイントに関しては前回書いたコラムで詳しく書いたので、
ぜひご参照ください。



☆合わせて読んでほしい☆

ドイツ語学習の進め方①〜挫折ポイントを知る〜






学習に不安を感じる時はCEFRの基準をちょこっと思い出してみてください。





「今の自分がだいたいどのレベルに位置しているか」





を把握することで、

今の自分がどんなレベルに立っていて、
また次のレベルに向かってどんなことができるようになるか
何となく見えてくると思いますよ♪





これだけでも学習の不安はかなり解消されます☆
あなたの前にかかっている濃い霧が薄くなって、
先に光がうっすら見えてくるような感じ!笑





今回も熱く語りすぎて、長くなってしまいました…(^_^;)

まだまだ学習の進め方についてお話ししたいことはあるのですが、

それはまた次回にしようと思います♪





次回もお楽しみに〜!

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이 칼럼은 강사가 게시한 글로서 강사의 주관적인 의견이며 카페토크의 공식 입장이 아닙니다.

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