北海道:
・雪が溶けてアスファルトの地面が見えた時
・宝探しゲームのために雪の中に埋められたミカンが、誰にも発見されないまま越冬して雪解けと共に発見された時
・蕗の薹や土筆が咲いている(蕗の薹や土筆に使う動詞「咲く」で合ってますか?)のを見た時
樺太:
・最高気温がマイナス一桁になった時
・凍っていた川が流れ始めた時
・そもそもそこが川だったことに気づいた時(川だったことにも気づかないほど完全に雪と氷で覆われる)
ソウル:
・黄砂のせいでセピア色に染まる外を見た時
・キャンパスでキャピキャピした新入生たちを見た時
・芝生の上で飲み食いする人を見た時
千葉:
・桜を見た時
・でもそもそも千葉に「春」ってあるのかな?(私の感覚では夏と秋しかない気がする)
<千葉のコリアタウンについて>
そんな春のない(個人の意見です)千葉に、コリアタウンがあることをご存じだろうか…。
場末の風俗街風のその街は、よく見ると韓国料理屋や韓国スナックが点在し、
道ゆく人は(そもそもゴーストタウン化していて人通りはほとんどないのだが)
カタコトの日本語、もしくは韓国語で仕事の電話をしながら歩いている。
路地に入るとアジュンマたちが道端で山菜を洗っていたり、
キムチを漬ける時に使うたらいをホースで洗ったりしている。
どの店もたいてい「営業しているのだろうか」と思うほど人がいなくて、
店に入ると逆に「え、お客さん?」とびっくりされる。
新大久保のような小洒落たメニューはないし、
価格も高いのだが(サムギョプサルとか鍋系は高くて、キンパとかチヂミなら新大久保より安い場合もある)、最近の新大久保にありがちな若い日本人店員or東南アジア店員はほとんどいないし(別に韓国人の店員じゃないとだめ、ってわけじゃないけど)
韓国料理店はコリアンアジュンマが一人、もしくは二人程度で切り盛りしていることが多い。
そしてどの店のアジュンマもめちゃくちゃ話しかけてくる。
「今日寒くない?」「お客さんこの街にお勤め?」「家この近所なの?」「外のあれ(ホストの宣伝車)なに?」「うちのキムチ美味しいでしょ?」などなど。
アジュンマ同士の会話や、一人で来る常連客のアジョシと店のアジュンマの会話を聞くのも楽しい。
そして料理は美味い。
<私の千葉コリアタウンルーティン(一人で夜に訪問する場合)>
いつものチキン屋でチキンを頼む→
「できあがる頃にまた来ます」と言って韓国スーパーへ→
自家製パンチャンやキムチを買う。ラーメンも。キンパや韓国式天ぷらがあればそれを買うこともある→
その辺を徘徊する。店先でキンパやチヂミなどを売ってるスナックがあったりするので、適当に買ったりする→
チキン屋に戻ってチキンを受け取って帰る。
そろそろ冷蔵庫のキムチがなくなるので、近々また買いに行きたい。