以前、卒業式のことでフランス人の先生から聞いたことで驚いたことがあります。フランスの高校では卒業式がないそうです。卒業にあたる日に担任の先生が教室で一人ひとりに卒業証書にあたるものを手渡ししながら、「君は合格です。おめでとう。」と言うくらいだそうです。
私はびっくりして、少なくともクラス会のようなものがあるのではないかと聞いたところ、それもなく、家族でお祝いするんだと言っていました。さらに卒業後にクラス会も同窓会もなく、強いて言うなら仲の良い友人だけと会うそうです。
さらに入学式も全校集会も終業式も始業式も、いわゆる集会のようなものが一切ないそうです。みんなで校歌も国歌も歌わないのだそうで、まさにヨーロッパを代表する個人主義の世界なのですが、日本では式典の時に校歌と国歌を歌うと話したら、「ファシズムだ」と言われた時には、ビックリでした。
それに対して、東アジアの日本も韓国も中国も、集会が大好き。事あるごとに集まって何かをする。そんな様子は、ヨーロッパ人目からは不思議に映り、時として、誤解を招くことも多々あります。
本当にところ変わればとはよく言ったものですが、皆さんはどちらの文化がお好きですか?
回应 (0)