みなさん、プレゼント選びに困ったことがありますか?
今日は台湾の贈り物のタブーについて、
いくつ紹介していきたいと思います。
時計:
時計を贈ることは「送鐘(sòngzhōng)」と言い、「送終(sòngzhōng)」と同じ発音で、
人の死をお見送りするという意味になってしまいます。
傘、扇子:
傘や扇子を贈ることは「送傘(sòngsǎn)・送扇(sòngshàn)」と言います。
「散(sǎn・sàn)」と発音が似ているので、2人の感情が散っていく、
すなわち離れていくという意味になってしまいます。
特にバレンタインデーや誕生日にプレゼントとして送るのは
遠慮しておいたほうがいいと思います。
ハサミ:
ハサミを送ることは相手と縁を切るといったような暗示になってしまいます。
靴:靴を贈ることは「送鞋(xié)」と言い、「邪(xié)」と同じ発音なので、不吉の意味があります。
それに、相手を行かせたり、離れたりする意味もあります。
ハンカチ、タオル:伝統的な華人社会で、ハンカチとタオルはお葬式でお客様への御礼なので、
気軽に送ってはいけません。もらった人を縁起が悪いと思わせてしまうかもしれません。
梨、すもも:梨やすももを贈ることは「送梨(sònglí)・送李(sònglǐ)」と言い、
「離(lí)」と似たような発音なので、これもやはり二人が離れるという意味があります。
ですから、バレンタインデーに梨を贈ってはいけません。
特に一つだけで、半分に切ったり、分けたりして食べるのは遠慮しておいたほうがいいです。
「別れる」という意味も含まれているので、縁起が悪いと思われてしまいます。
しかし、普段、なしのギフトボックスなどは送っても構いません。
ろうそく:華人社会の伝統的な思想の中で、ろうそくはご先祖様を祀る時に使うもので、
特に白色のろうそくは決して相手に贈ってはいけません。縁起が悪いと思われてしまいます。
いかがでしたか?
今の若者はあまり気にしないと思いますが、自分もこんなにあるとは思わなかったんです。
実は、夫(当時はまだ彼氏)の誕生日に就職のお祝いとして革靴を送ってしまったことがあります(笑)
幸い彼も気にしない人だったのでよかったのですが、年配の方にプレゼントを贈りたい時は
気をつけたほうがいいかもしれませんね。
また、知らないまま贈ったり、贈られたりしても、解決方法があります。
それは、送られた側が送った側に1円などをあげたら大丈夫です。
こうすることで、買い物したことになり、贈り物ではなくなるからです。
今日も見てくれてありがとうございます!
Comments (0)