日本語の助詞「に」の一覧を作りました。「初級から上級」覚えましょう

anegawa

助詞の「」のいろいろな使い方を紹介します。

「に」を使った簡単な文もありますが、ちょっとレベルが上がります。

N1,N2クラスの上級の人はすべて確認してください。N4N5クラスの初級の人はわかるものから覚えて

ください。


ちょっとパワーポイントが小さくて、そしてボケていて見にくいかもしれませんが、いろんな「に」が勉強で

きると思います。


大事なことは、動詞と一緒にパックで覚えることです。名詞も大事ですので、単文の短文」で

覚えましょう



一番左は、「に」の説明解説です。どういう「に」かという意味です。右側が例文です。






みなさんが初級で習う日本語の教科書で一番有名な「みんなの日本語」5課では


「いつ日本来ましたか。」

「先月どこ行きましたか」

「何で韓国行きましたか」

「いつ国帰りますか」


のように、場所+「へ」+移動動詞になっています。


実際日本人が使う場合、場所+「へ」は、会話文としてはあまり使いません
(もちろん、使うときもあります)


「いつ日本来ましたか」 ➡よく使う

「先月どこ行きましたか」➡よく使う

「何で韓国行きましたか」➡よく使う

「いつ日本帰りますか」 ➡よく使う



場所のあとに来る助詞は「」?「」?  どっち? 初級のみなさん、悩みますね。


初級の前半は、場所+「」で教えています。

「に」がよく使われるのに、なぜ「」で教えるの?

学習者(生徒)のみなさん、疑問に思うでしょう。日本語の先生も疑問に思います。


これは、初級の早い段階で助詞の「に」が2つ以上出てきた場合、学習者(生徒)が混乱するからです。

例えば

「明日、2時学校いきます。」

「3月日本行きます」

「4月韓国帰ります。」

全部、【時を表す「に」】と【「場所」を表す「に」】が混在しています。

これ、初級の前半の人にわかるでしょうか

わかるかも知れないですが、紛らわしく分かりにくいでしょう。

ですから最初は場所+「」+移動動詞で教えるわけです。わざと「へ」で教えているわけです。



これは日本語学校で教えた経験のある先生はみんな知っています。

420時間の日本語教師養成講座を修了した人も知っている人が多いかもしれません。

日本語教育能力試験合格だけで日本語講師には知らない可能性が非常に高いでしょう。もちろん知っている人

もいるでしょう。




みんなの日本語も少し進むと場所+「」+移動動詞が出てきます。


「よくカラオケ行きますか」は、みんなの日本語26課で出てきます。

一方で、「市役所行きたいです」も出ています。(改訂版は変更された文かもしれません)

少しずつレベルを上げているわけです。


大事なことは、日本語の先生が「に」を教えるときは、「に」と「へ」の違い(主に後に移動動詞が来る)を

知った上で教えること、初級の早い時期は敢えて「へ」を使うか、または説明する事です。

学習者(生徒)が初級の場合は、十分な説明が必要です。


日本語を勉強している皆さんも先生によく質問しましょう。



「韓国語を勉強し3月韓国行きます。」(3つの「に」、すべて違います





最後に場所+「に」と「へ」の違い(ただし、100対0、0対100ではなく重複もあります)


例文
「東京へ行きます」「東京に行きます」


「に」
カジュアル、話し言葉、目的地が決まっている場合、


「へ」
フォーマル、書き言葉、方向方角



場所+「に」➡います、あります(存在を表す) 住んでいます

「今、東京います。東京ディズニーランドは千葉県あります。私は東京住んでいます。」


最低限、日本語の先生は、何も見なくて説明できないといけないでしょう。



日本語を勉強しているみなさんは、徐々に覚えていきましょう。

分からない場合はリクエストして質問しましょう。お金払っているんだからどんどん質問しましょう。

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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