ハーキニー ムドラ
~ ①何かに集中したいとき、重要な場面で脳を活性化したいときや、記憶力を高めたいときに~
秋の気配も漂い始めお祭りごとが多くなる季節ですね。イベントなどに関連した予定も増えてくる時期でもあると思いますが、9月に入っても、蒸し暑い毎日が続き、大切な場面において集中力が続かないときも、あると思います。 今回はそんなときにも実践できる、簡単にできる指ヨガとも呼ばれている手でつくる印、ムドラの一つをご紹介します。気軽にいつでも実践できる、集中力や記憶力を高めるとも言われる ムドラの一つが
「 ハーキニー・ムドラ 」 です。各ムドラの実践はさまざまな方法があります。今回は集中力を高めることにフォーカスした実践を簡単にご紹介します。 難しく考えず、次の手順を参考に実践してみてください。①背筋を伸ばして楽な姿勢をとりましょう。 肩を自然にリラックスして、両手の5本の指の指先を柔らかく合わせます。
指は揃えずに、間はかすかなスペースを保ちます。(真ん中の三本の指は上向きになります。自分の前には涙型の形状が形づくられると思います。)
②その瞬間から指先に脈拍や熱を感じたり、手のひらの間にできる空間の感覚などがあり、自然と内側への意識の感覚を感じると思います。その感覚にしばらくただ意識を向けて、自然に呼吸しましょう。数分間、判断せずにただその感覚を味わってみましょう。③内側へ意識がつながった安心感と、感じた心地良さを意識的に、全身に味わい、集中力が高まっていることへ自信をもってから、ゆっくりムドラをときましょう。
★直観 知恵を司るアジュナチャクラ(眉の間)の前でムドラを作り親指の先を眉の間に向け実践するとより効果的です。
★意識が何かに集中すると、呼吸は自然に深くなっていきます。 左脳と右脳の連携を促進すると考えれれているこのムドラは全体性の統合を高めるため、リラックス効果の高い「完全呼吸」を深めるのにも役立ちます。 可能であれば完全呼吸とともにこのムドラを実践すると良いでしょうヨガにおいて、意識を内側に向ける感覚がとても大切ですが、言葉にすると なんだか難しく考えすぎてしまったり、ピントこないときもあると思います。 そんな時はシンプルなことを実践すると良いですね。
大切な行事を控えて、脳をアクティブにしたいとき、また複雑な思考をしている自分に気づいた時など、シンプルにムドラを通した内なる意識への感覚を取り戻して、お祭りの季節を楽しみましょう。