こんにちは。講師のbananafishです。
しばらく、公私ともに取り込んでおり、コラム更新もままならないまま年末を迎えてしまいました。
かろうじて、1年の終わりに、Cafetalk講師としての役割に立ち戻り、1人でも多くの英語学習者さんたちの役に立てたら嬉しい!というスタンスで、1年の締めくくりとすることにいたしました。
ということで、英検リニューアルについてのお知らせです。
秋の段階での速報から、年末にかけて、各種リニューアルに関する知らせが届いています。
簡単に済ませてしまえば、
2024年度に、ライティングのリニューアルするよ!
2025年度には、準2級と2級の中間級が新設するつもりだよ!
とのこと。
ついでに、
2024年度、検定料も上がるよ!
とのこと、、、
昨今の急激な英語環境の変化を考えたら、英語の力を測定する検定の内容が変わらないことは、むしろおかしいこと。リニューアル自体は良いことだと思います。
検定の測定基準は、定点を境に、急に変わりますが、言語としての英語自体は、その日を基準に急変するわけではありません。あくまでも、人類が日々の生活を営む時間の経過の中で、社会全体として少しずつ新しい言葉が生まれ、古い言葉はすたれ、同じ表現であっても以前とは違う意味を担うような変化が起きている。
試験問題としての難易度があがっていることも間違いありません。ただ、それは、自分が生きている時代そのもの、社会の中で生きていくために必要な力が、より多く必要になっていることに気付いたうえで、リニューアルされた英検への挑戦者となって欲しいと感じています!
ライティングについては、新たに”要約”という考え方が追加されることになりますが、従来型の英検対策としての英作文に慣れていれば、コツをつかむのは難しくないと思います。ただ、今まで、練習をしたことがないジャンルなので、対策はしておくべきです。
新設級追加については、2024年度のライティングリニューアルを経て、2025年ということなので、受験者の目線からすれば、2024年度のライティングリニューアルへの対応さえ、きちんとしておけば、あとは、合格ターゲットをどこに合わせるかによって、時間配分と、ライティング条件の違いに応じるための練習を追加する程度で、方針変更に振り回されることはないというのが結論です。
英検受験生にとってのメリットは、
・新設級用の問題集が出ることで、準2級は軽く合格できる、2級には届かないという学習者にとって、2級を目指す準備段階で
中間ラインで合格!というタイトルを得るチャンスが増える点
・大学受験生にとっては、入試の優遇措置という意味で、選択肢が増えたという点
この2点だけです。
ちなみにアナウンスでは、導入により目指すこととして以下の4点を挙げています。
①CEFRの「Independent User」に近づきつつあることの証明
②準2級と2級のギャップを埋めることによる身近な目標の提供
③小さな成功体験機会の提供による、モチベーションコントロール手段の提供
④高校2年生にふさわしい力が身についていることの客観的提示
①と④は、どの級を受けても成績表に記載されている、CEFR対応の英検CSEスコアを見れば明白です。
②と③が、前述のメリットの1番目となります。
前述のメリットについても、新設級を目指すモチベーションとしては、とても魅力的!と思えるような内容ではないので、振り回されずに、準2級から2級の階段を今までどおり、あがる心持で対策すれば良いと思います。
公式ページより
とくに重要な物のみピックアップしておきます。
・2023年9月:新設級導入について
・2023年12月:新設級導入続報
・2023年11月:リニューアル関連特設サイト開設
・2023年12月:特設サイト更新
・2023年11月:検定料改定について
来年もよろしくお願い致します!
一人では、どうしてよいかわからない、、、
そんな方は、お気軽にお問合せください。
응답 (0)