こんにちは、Teikoです(*^-^*)
5月の連休も最終日となって、旅の疲れもピークのこの頃、
ゆっくりと四肢を伸ばして自分のベッドで眠りたい・・・
とお思いの方々もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、バレエの「タンデュ」とは、主に足首の曲げ伸ばしのことを言いますが、
フランス語の「tendu」は「ピンと伸ばされた状態」を意味します。
英語で言うと、「tense」とか「strained」とかそういった意味になるでしょう。
タンデュは、「バットマン・タンデュ」と呼ばれる、バーレッスンやセンターレッスンでの、床の上を足の裏が滑るように動いて足首を伸ばす動き、片足ずつ前後左右に繰り返されるそのpracticeの要素として重要な概念です。
バーについて立ち、バットマン・タンデュのアンシェヌマンを行うより前に、足首と足指の動かし方を床の上に座って練習してみるのがよいと思います。
長座の姿勢で頭と背中を上に引き上げて両脚を前に伸ばします。
両膝と足の甲は天井を向くようにし、かかとを揃えます。
膝は伸ばし、肩はリラックスして両脇に下ろし、腕や手に力を入れないでゆったりと脇に伸ばします。
その状態から、足の裏を縮めるようにして、足の甲をアーチを形作るように伸ばしましょう。
足の指は曲げず、フォークのように遠くの床の上に向かって伸ばしていきます。
孤を描く美しい足の甲は、クラシックバレエの理想的な曲線を完成するつま先で燦めく貴石です。
ポアントを履いても、どんなテクニックにおいても輝き続けるつま先を作るのは、このようなタンデュの練習です。
1,と、2,と、3,と、4,と、
4拍ゆっくり数えたら、次は、足首を曲げ、つま先が天井を向くようにします。
足指は伸ばし、アキレス腱を伸ばすように足首を曲げます。
1,と、2,と、3,と、4,と。
これを8回繰り返しましょう。
このタンデュの動きを練習しているとき、上体の引き上げをやめたり、首や肩や腕に力を入れたりしてはいけません。
いつも、バレエの姿勢全体に対する配慮を怠らないようにしましょう。
この練習のときに、足指の曲げ伸ばしを取り入れながら行うこともできます。
足首を曲げた状態から、まず、足首だけを伸ばし、足指のつけ根の関節は曲げます。
長座の姿勢のまま、ドゥミ・ポアントをしているような足の形です。
4拍数えてから、足指も伸ばし、先ほどの完全につま先を伸ばしたタンデュの形へ移ります。
そこで4拍数えたら、次に足首は伸ばしたまま、足指のつけ根の関節のみを曲げます。
4拍数え、最後に足首の関節を曲げます。そのとき、足指の関節は伸ばします。
自分の足のすべての関節に注意を払うことが大切です。
アンドゥオールしない脚で行うのであれば、つま先と膝が天井を向いていますが、アンドゥオールした脚で行うのであれば、膝とつま先は左右それぞれ外側に向きます。
いずれにしても、関節がねじれたり、左右どちらかに倒れたりしていないように気をつけましょう。
小さいお子さんは、タンデュで力を入れる前に、やさしく、つま先の方向・足首を曲げる向きをゆっくりと手を添えながら確認して見せるのがよいと思います。
力を入れて筋肉が形作られてしまうと、あとから癖を矯正するのが大変になってくるからです。
また、幼いお子さんに必要のない、固くて重い筋肉がついてしまうことも避けたいことです。
どんなトレーニングにも言えることですが、クラシックバレエに必要なすべての要素を鑑みながら練習を行うことが理想的です。
タンデュの訓練をしているときでも、それは例えばいつかラ・フィーユ・マルガルテの素早いポアントワーク満載のヴァリエーションを踊れるつま先に至る道のりだとして、その踊りで必要になるものは、引き上げられた上体・美しいアプロンを備えた姿勢・豊かな音楽性・動きと拍子やメロディへの理解力、表現することへの開かれた心や創造性・それらすべての調和をはかることのできるセンスなど、数え切れません。
もちろん、タンデュの練習をしているときにはタンデュに集中している必要があります。
それでも、自分自身に、あるいはとくに小さなお子さまに教えるときには、声の調子や練習の雰囲気がやさしく、開かれたものであるように留意しましょう。
タンデュが強いつま先を作るための練習だからと言って、最初から無理な力を入れたり、厳しさやつらさを強いるような時間の中で、美しいつま先の宝石がひび割れてしまったりすることのないように♡
旅の疲れを癒やしたいみなさまも、ヨガマットを敷いたフロアに背筋を伸ばして座り、疲れた足をゆっくりと伸ばしたり曲げたりしてみてくださいね~
ストレッチされたふくらはぎと足の裏がいつもより少しだけ早く回復してくれるかも!
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5月のレッスン時間を更新しています☆
お時間のある方は、ぜひリクエストをお送りくださいませ。
お待ちしています(*^-^*)
Teiko
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