2024年のノーベル文学賞に、韓国の한강(ハン・ガン)作家が受賞しました。
日本でもTVニュース等で報道されたのではないでしょうか。
このノーベル文学賞はアジア女性初受賞なのだそうで、韓国でも大きく話題となっています。
私も‘채식주의자’ と ‘희랍어 시간‘を原文で読みましたが、
独特な世界観が美しい言葉で表現されている、という印象を持ちました。
今回の受賞に関してノーベル選考委員会は、
「歴史的トラウマに立ち向かい、人間の生の弱さを露わにした強烈な詩的散文」
と、選考理由を明らかにしたそうです。
確かに、まだ私が読んでいない作品の中に、過去の歴史的な部分を題材にしたものがあるので、
特にその作品が印象的だったのでしょう。
これについてはこの作家の生まれ故郷(地域的なもの)にも絡んでくるものなので私からは何とも言えませんが、
アジア、特に韓国人の受賞は素直に嬉しいです。
今回の受賞につき、受賞記念として新装本を新たに出版する予定だそう。
私としては翻訳家の方にもスポットを当ててほしいですね。
おそらく今回の受賞の際は英語版(もしくはスウェーデン語)を読んでのものでしょうし。
実は一方で、韓国では「翻訳が優れていたからなのでは?」という意見も出ているんですよ^^
兎にも角にも、これがきっかけとなってアジアの女流作家の作品がさらに活気付くといいなと思います。
응답 (0)