[京都徒然(つれづれ)②] 節分の梅

KOBA

「京都徒然(つれづれ)」は、わたしが京都にいるときに見たこと、感じたことをお伝えするコラムです。
(徒然(つれづれ)何もすることがなくぼんやりしていること)

今日 2月3日は節分(せつぶん)です。

節分(せつぶん)とは、
もともと、季節(きせつ)春夏秋冬に変わる前の日のことです。
季節(きせつ)の「節」と「分ける」の「分」ですね。
今は、主(おも)
冬から春になる前の日のことを節分(せつぶん)といいます。


節分(せつぶん)には、
京都のたくさんのお寺(てら)や神社(じんじゃ)
にぎやかなお祭(まつ)りが行われます。

多くのお寺(てら)や神社(じんじゃ)では、

(おに)の姿を(すがた)した人を
お祈(いの)りや、豆や、弓矢(ゆみや)やで追い払うお祭(まつ)が行われます。

季節(きせつ)が変わるときは、病気(びょうき)になりやすくなります。
病気(びょうき)を鬼(おに)だと考えて
その鬼(おに)を追い払うんですね。


私も今日、
近くの神社(じんじゃ)に 
そのお祭(まつ)を見に行ってきました。
とてもたくさんの人でした。

さあ、明日から春です。

でも、ちょっと待って!
京都は、これからますます寒くなります。
京都の冬は、日本で一番寒いと言われるほど寒い日が続きます。
足の下から寒さがのぼってくるのが京都の寒さです。

これから、寒くなるのに、
なぜ、春になるっていうお祭(まつ)があるの?

これは、もともと中国から伝わったお祭(まつ)なので
中国の季節(きせつ)に合わせて行われているのだそうです。

でも、昔の京都の人は、
寒い中、春を迎えるにぎやかなお祭(まつ)りで
少しでも寒さを忘れて元気になろうと思ったんだと思います。

冬来りなば春遠からじ
(冬が来れば、春はすぐ来るよ)
これは、イギリスの詩人シェリーの言葉ですが、
京都の人たちも、
春に向けて明るい気持ちになりたいと思い、
こんなににぎやかなお祭(まつ)するんですね。

そういえば、
近くのお寺(てら)に、もう梅の花が咲いていました。


京都にいると、
京都の人たちの、古くからの
「生きるための知恵(ちえ)」を感じます。


節分(せつぶん)の鬼(おに)

 

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KOBA
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專欄文章僅代表作者個人觀點,不代表咖啡滔客的立場。

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