yukarina Tutor Interview
- Q. yukarina先生、こんにちは。自己紹介をお願いします。
-
A. 初めまして、ブラジルへ移って10年が過ぎました。 英語講師を経て、その後某有名企業内通訳翻訳をしていました。そしてブラジルへ渡ってからは、ポルトガル語などの翻訳の仕事もやるようになりました。 幼い頃、Radioから流れる洋楽を聞き、その英語の音に強烈に惹かれ、その後、英語の勉強まっしぐらにやってきて、英語の洋楽をこよなく愛する人間に成長しました。 音声学と言語学が好きだった私は、どうも語学マニアのようでスペイン語も好きですし、ドイツ語も手を出したことがあります。言葉の持つ響きに凄く惹かれるようです。 英語が好きなのに何故か、ブラジル人男性と結婚したものでポルトガル語も覚え、その後彼が母国へ戻るので、ブラジルへ移住したわけです。ブラジルでは、主人がお店を経営しています。日本に家族がいるのでやはり日本へ帰る事も必要なわけです。
- Q. 現在は日本とブラジルを行き来しているそうですね。ブラジルのどんな街にお住まいですか?
-
A. ブラジルは、サンパウロ州のサントス市に住んでいます。サントスは、コーヒーの名前で知られている気がしますし、輸出で有名なサントス港があります。 でも現在では、コーヒー農場はありませんが、昔コーヒーの取引所だった後でコーヒーの研修などしていて今も日本人が、コーヒーの勉強などをしに結構来伯する場所です。サッカーでも三浦Kaz選手が在籍したりして有名なサントスFCがあります。
- Q. プロフィールにある、”日本ではありえない感覚のブラジル人とのやり取り”とありますが、どんなやり取りがあるのでしょうか?
-
A. ブラジルでは、上下関係が日本のようでなく、皆平等という考え方で、余り丁寧語とか謙譲語で話しません。 自分の権利は主張しても、義務は守らない、バスは遅れるのは当然、銀行は並ぶのも当然、銀行も大学教授もストをする国です。 お役所の手続きは我慢、警察はあてにならない国です。ということで日本だと考えられませんね。
- Q. 先生のコラムで、ブラジルの治安について書かれていましたが、その他にもブラジルでのエピソードがあれば教えてください。
-
A. 何年か前ですが、ブラジルには、警察対する犯罪組織があり、街中交戦がありそうだから、今日は早く帰れと言われたことがあり、街中の店がシャッターを下ろしたことがありました。 警察官は普通に拳銃を持っているし、他で泥棒した犯罪者が店に来て、店ごと警察に囲まれたこともありました。銀行へのお金の輸送車は、タンクみたいですし、警備員もライフルなどを持っています。 ついこの間は、家の真向かいの家のご主人が外で夜、涼んでいたらバイクの若い強盗に発砲された事が起こりました。大体、道路に面している門は、高くて大きくて頑丈です。
- Q. サッカーが大好きだとお聞きしました!ワールドカップでも働かれたそうですが、どんなお仕事をされたんですか?
-
A. サッカーは、大好きで日本では、清水エスパルスのファンです。私の主人は、去年クラブ・ワールドカップで優勝したコリンチャンスファンなのでブラジルでは、自動的にコリンチャンスファンとなっています。 2002年のKorea Japan World Cup時にスタジアム付きの通訳をしました。英語とポルトガル語とスペイン語が出来るので結構いろんな国の人と話ができて楽しかったです。 その時のイングランドVSブラジルの試合時にベッカムを生で見れたのが印象的でした。
- Q. 日本人にとって、ポルトガル語はなかなか耳馴染みがない言語だと思います。先生のレッスン、『ポルトガル語 会話入門』の詳細にもありますが、ポルトガル語はどんな言葉なんでしょうか?
-
A. BossaNovaで歌われる言葉といえば、イメージ出来ますね。 しかし、ラテン語系の語学の中で一番文法が難しいとされている言葉です。そして、ポルトガル語が出来ると他のラテン語系は、大体解ると言われています。 音的には、柔らかい感じがします、フランス語同様、鼻にかかる音があり、日本語にない音もあります。そして、ブラジルで使われるポルトガル語は、ポルトガルのポルトガル語とまたちょっと違いますし、実際に生活の中で使われるポルトガル語もちょっと違うので実際に使われる言い方なども教えています。
- Q. 英語講師や通訳・翻訳などをされていたそうですね。先生の人気レッスン、『英語単語 フォニックス集中』について教えてください。レッスンでどんなことをされますか?
-
A. フォニックスは、英語のつづり字と音の関係を示したルールと言えます。 アメリカなど英語圏では、子供がこれを学校で学んでいます。それを覚えることで読み書きが完成していきます。つまりしっかりとフォニックスを覚えることでよりネイティブに近い発音が出来るようになっていきます。レッスンでは、舌と口のエクササイズをさせて、大きく口をあけてしっかりと一音づつ、音を覚えさせていきます。チャントを取りいれて英語の音感を覚えさせます。 、講師時代や通訳時代にどんなに会話ができてもやはり正しい発音をしていないと伝わらないことを多々見てきているので、しっかりとフォニックスを覚えて、出来る英会話を目指して欲しいと思います。
- Q. カフェトークの生徒へメッセージをお願いします!
-
A. 語学は、継続が本当に大切です。毎日勉強を少しづつ続けていくことで、語学のチカラはついていきます。諦めないで頑張ってください。そしてLessonを楽しんでください。 他の言葉を話せるのは、自分の世界を広げて、楽しみを広げていく鍵になると思います。