【大学入試対策のラストスパート】第5回:長文読解強化編-1

bananafish

こんにちは。講師のbananafishです。

大学受験生向け、入試対策のラストスパートをお手伝いさせていただきます。

前回は、チャレンジ校の長文を活用して語彙知識増強する方法を紹介しました。
今回は、安全校、志望校の長文を活用して読解テクニックを身に着け、語彙強化に活用したチャレンジ校の長文読解を攻略するための時間割についてお伝えします。

【長文読解の最大の味方は内容把握力!最大の敵は時間!】

この時期、長文に対する意識としては、少なくとも、時間制限さえなければ、なんとなく内容理解は出来るという状態であることが望ましいですが、まだまだ長文に苦手意識がある場合には、はじめからスピードに対する意識を高めて取り組む必要があります。

まずは、自分のレベルを確認しましょう。

①志望校レベルの長文:時間制限内に内容把握ができる
 → 時間制限内に正確に問題を解けるようになることを目指す
   チャレンジ校の長文に取り組む

②志望校レベルの長文:制限時間がなければなんとか内容把握ができる
 → 制限時間内に内容把握が出来るにようになることを目指す

③安全校レベルの長文:時間制限内に内容把握ができる
 → 志望校の長文に取り組む

④安全校レベルの長文:制限時間がなければなんとか内容把握ができる
 → 制限時間内に内容把握が出来るにようになることを目指す
 → 志望校の長文に取り組む

⑤安全校レベルの長文:制限時間がなくても、内容把握することが難しい
 → 語彙、文法、解釈どの段階でつまづいているのか明確にし、それぞれ徹底的に復習する必要がある

自分のレベルを確認したら、まずは、それぞれのレベルの長文に対して、時間制限内に内容把握出来るようになることを目指します。

内容把握さえできれば、設問に正確に答えるという段階まではあと一歩です。各段階で、正確に答えることができるようになるよりも、難易度の高い長文の内容把握が出来るようになることのメリットの方が大きいです。

直前一ケ月の間は、志望校レベルの過去問に対する回答精度向上に取り組める状態となるよう、試験日程などを考慮しバランスをとりましょう。

【長文読解の最大の味方は内容把握力!最大の敵は時間!】

毎日の長文読解強化の時間割としては、
1日1テーマ or 最低1時間半などと、量と時間の2つの条件を設定することをお勧めします。

1つのテーマが短い文章である場合には、2つのテーマを取り組む、あるいは、今までの復習を徹底するなど、状況に応じて時間を使い分けたいです。

ウォーミングアップ(復習):5~10分(今までにやった長文音読)

トライ&チェック:制限時間で新しい問題に取り組む
         解説、解答を確認する
         内容把握ができるよう、語彙、文法を確認する
         設問に正確に答えることが出来るようになる
エクササイズ:音読しながら、内容把握ができるようになることを目指す

クールダウン:語彙や文法など必要事項の再確認

最終的には、自分が音読できるスピードで内容把握が出来るようになることになります。設問を先読みし、設問に直接関係ない個所は、内容把握が十分である必要はないため、主語と動詞をつかむだけにするなど、文章全体を読むスピード調整が出来るようになることを目指します。

ご自身の現状とペースに合わせ、今までの長文読解対策の見直しと軌道修正にご活用いただければ幸いです。

次回は、ウォーミングアップ、トライ&チェック、エクササイズ、クールダウンの各ステップについての具体的な内容をお伝えできればと思います。

お楽しみに!
This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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