韓国語と日本語は、「双子」とまではいかなくても「兄弟姉妹」ぐらいのレベルでそっくりです(注:あくまでも個人的な感想です)。そのため、特に漢字語をはじめとする多くの語彙は、日本語式で考えた当てずっぽうでも結構な確率で命中してしまいます^^日本語話者にとっては、実に便利な関係と言えるでしょう。ところが、意外なところで「おっ、そう来たか!」という表現に出会うことがあるのです。今回は、その中でも日韓で「あべこべ」になっているものに注目してみましょう。
★あれこれ→이것저것[イゴッチョゴッ]:韓国語では、「これあれ」と順番が逆になっていますね。
★あちこち→여기저기[ヨギジョギ]:これも「ここあそこ」と、手前が先に来ています。
★白黒→흑백(黒白)[フクペク]:日本語と順序が同じ「백흑[ベクク]」もありますが、こちらは「正しいことと間違っていること」という意味です。
★良妻賢母→현모양처(賢母良妻)[ヒョンモヤンチョ]:韓国の国語辞典には日本語と同じ「양처현모[ヤンチョヒョンモ]」も載っていますが、一般的には「賢母良妻」が多く使われています。韓国では、良い妻である前に賢い母であることが求められているのでしょうか?!ちなみに、中国では「賢妻良母」なんだそうで……。何だか頭の中がぐちゃぐちゃになりそうです^^;
というわけで、「似て非なる」ところが韓国語に惹きつけられるポイントの一つでもあるんですよね!皆さんにとってはいかがしょうか。