fukasi (inactive) Tutor Interview
- Q. Fukasi講師、こんにちは! 簡単に自己紹介をお願いします。
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A. みなさんこんにちは。囲碁講師のfukasiです。どうも人よりもかなり囲碁が好きなようで、囲碁を生業にしてしまいました。囲碁を多くの人に知ってもらいたいな、と思っています。
- Q. 囲碁との出会いはいつでしたか?始めたきっかけはなんだったのでしょう?
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A. 9歳の頃に父から教わりました。年の離れた兄が大学に合格したのですが、その際に父が兄に「囲碁を覚えると人付き合いの幅が広がるし、一生の趣味になるから」ということで勧めたのですが、たまたま隣で聞いていた私も一緒に囲碁を始めることになり、ハマってしまいました。
- Q. そこから歴代最年少のアマチュア本因坊戦に優勝されるまでの道のりを聞かせてください。
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A. 12歳の時に小学生名人になり、中学入学と同時に趙治勲九段(当時のトッププロ)に弟子入りしました。それから7年ほどプロを目指して修行し、あと一歩(年3人プロ入りできるものの、4位で次点)というところでプロ入りを逃した年もありました。しかし、自分の限界を悟り、プロ入りをあきらめ、大学へ進学しました。大学進学後も囲碁の勉強は続けており、アマチュアの大会では好成績を残せる手ごたえを感じていました。22歳の時に、アマチュア本因坊戦で優勝することができたのは、運が良かったと思います。
- Q. 脱サラ後、再び囲碁の世界に戻ってこられたそうですが、その時のことも教えてください。
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A. 脱サラを真剣に考えたのは、30歳の時でした。これからの働き方や自分の人生をどのように過ごすか、ということを見つめなおすタイミングでした。そのとき「私が囲碁が好きであること」と「サラリーマン生活で学んだことを囲碁の世界で活かせるのでは」と感じ、自分にしかできないことを囲碁の世界で実現してみたい、と強く思ったのでした。
- Q. 先生にとって、囲碁の魅力とは何ですか?
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A. 私にとっては他の何よりも、とにかく面白かったんです。囲碁を覚えて20年以上経った今でも楽しくて、強くなりたいと考えています。あえて理屈を付けるとすれば・・・1つには、勝負事として勝つことへの努力・向上心が大切であったり、負けた時にどのように自分が立ち直るか、ということを知ることができる、というのがあります。一方で、年齢・性別や国籍すら問わずに、垣根を超えて囲碁を通じた交流ができる、ということもあります。子どもの頃から、大人と立場の違いがなく楽しむことができる事は尊いことだと思います。
- Q. レッスンを受講されているのは、どういった生徒さんがいらっしゃいますか?
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A. 上達に伸び悩んでいる、という方が多いですね。勉強に特効薬はないので、前向きに取り組むことができるように、そっと背中を後押しできるように心がけています。
- Q. 先生の今後の夢はなんでしょうか?
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A. 大まかに言えば囲碁普及をしたいのですが、ターゲットは高齢者の方々です。これから高齢社会になりますから、脳トレのような頭の体操の一環で囲碁というものが認識してもらえるとうれしいな、と考えています。このため、医療の研究所にも所属し「囲碁療法」というテーマで研究に取り組んでいます。
- Q. 最後に、生徒の皆さんにメッセージをお願いします。
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A. 囲碁の歴史は2000年以上は確実にあるようです。ほとんど形を変えずに今も、そしてこれからも存在し続ける囲碁に触れてみませんか。きっと、何かに気が付くことができるはずです。