英日、仏日の初級翻訳レッスンを始めました

Shibashiba

生徒さんにご要望をいただいていた初級の翻訳講座を始めました。

英語から日本語、またはフランス語から日本語のどちらかをお選びいただけます。

私が初めて仕事として翻訳を始めたのは1980年代の終わりだったと思います。

映像翻訳の募集があり、応募したのがきっかけです。

翻訳のための資格など何もなく、トライアルの後に採用となりました。

BBC制作のドキュメンタリーなどが多く、文化、社会、自然などさまざまな分野のスクリプトを訳すことで、とても勉強になりました!

その後、文系の論文や評論、現代詩なども訳しました。

こちらのレッスンでは詩は扱いません!

英語はさまざまな分野の記事や書評を教材として使います。

フランス語は、フランスの地理や歴史に関する文章を取り上げる予定です。


翻訳という仕事は、自分の文章力を見せつけるのが目的ではなく、原文をできる限り忠実に別の言語に移し替えることが重要です。

他人の文章を扱っているということを忘れたくはないものです。

ただし、「忠実に」というのは「直訳」とは違います。

そして、翻訳が日本語として機能していなければまったく意味がありません。

思えば日本は翻訳大国で、古くは中国語(漢文)、そして近代以降はオランダ語やドイツ語、英語の翻訳から多くを吸収してきました。

それが日本の文化の大切な部分を育んできたことを、今更のように思います。

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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