シンデレラがお城の舞踏会に向かうために乗ったという「かぼちゃの馬車」。それでは、韓国語で「カボチャ」は何でしょう?ピンポ~ン!「호박[ホバク]」と答えたそこのあなた、大正解です!!でも、まだまだ油断は禁物ですよ。この「호박」には魔法使いもびっくりのトリックが潜んでいるのですから……^^
韓国人が「호박」と言った時、それが必ずしも皆さんの思い描くような「カボチャ」であるとは限りません。「호박」はウリ科植物の総称でもありますが、日常的な場面では特定の2種類を指していることが多いのです。1つ目は、シンデレラの乗り物であり皆さんの多くがイメージするであろうあの甘いカボチャ「단호박[ダノバク]」。韓国料理としては、お粥がメジャーどころです。そして2つ目は、「애호박[エホバク](朝鮮カボチャ)」。見た目はズッキーニに「瓜二つ」(おっと、おやじギャグ^^;)ですが、味と食感がやや異なります。お味噌汁の定番の具材として愛されており、「전[ジョン](食材に小麦粉と溶き卵をまぶして焼いた料理)」として盆正月にもよく食べられています。
というわけで、韓国人は甘いカボチャのことも朝鮮カボチャのこともぼんやりと「호박」という一言で片付けてしまいがちなので、なかなか油断がなりませぬぞ!しかも、大部分の韓国人は「호박」といったら朝鮮カボチャを一番に思い浮かべるに違いありません。さすがに、「호박 마차[ホバンマチャ](かぼちゃの馬車)」が「애호박 마차[エホバンマチャ](朝鮮かぼちゃの馬車)」だと思っている人はいないとは思いますが......^^