2011年3月下旬、東日本大震災から落ち着いてきたときに学位記が届いた。
卒業式も卒業記念パーティーも中止。
大学に7年間通って学位記と図書カードを手に入れたが、卒業した気にはなれなかった。
「大学生になったら一人暮らしで楽しい生活が待っているんだろうな!」
高校3年生の頃、なんとなくそう思っていた。
大学生になった先輩方が高校に遊びに来ると、楽しそうに大学生活の話をしてくれたからだ。
察しの良い方は大学受験があることに気づくだろう。
そう、そもそも私は大学受験を拗らせたことが7年間も大学に在籍した原因かもしれないのだ。
簡単に書くと、高校で遊んでばかりいて高3夏の三者面談で、
「このままだと工学部の夜間も無理だよ」
と言われて勉強したら第一志望が余裕だったので、
もう1年勉強すればさらに上が目指せると思ってしまった。
そして、卒業後は仙台の予備校に通うもサボって結局自宅浪人して、
センター試験大失敗をして引きこもるが何とか大学に進学できた。
ここから、大学7年間が始まるのである。
僕は大学7年生! 1年生に進む。
Comments (0)