【お悩みの部屋】6 実は自分を苦しめている〜執着について〜

Onoyo

みなさん、こんにちは!  【お悩みの部屋】のOnoyoです。

人間である限り、執着は誰でも持っています。
ただ、「執着を捨てれば、自分は苦しまずに済む」とは知ってはいても
ゼロにすることは、かなり難しいと思いますし、
また、難しいことをやろうと、必死になってしまっても、
それもまた、執着(「執着を捨てる」ことに執着すること)になってしまいますね。

ある日、ある先生のところへ、ある若い女性の方が悩み相談にこられ、

「心底愛している彼に別れ話を切り出され、どうしたらいいかわからない。
私は彼がいなかったら、生きてはいけない。もし別れることにでもなったら、
私はどうしたらいいのでしょうか。」

というお悩みを話されていたそうです。

その先生は女性に
「あなたはその彼と、どのぐらいお付き合いされているのですか。」

と聞いたところ、
「10年です。」と答えたそうです。

その後にその先生は、もう一つ、次のような質問をしたそうです。
「では、10年前、その彼と出会う前は、どのように生きられていたのですか。
生まれてから、ずっとそれまで、彼がいない間、
全く楽しいことなく、生きてこられたんですか。」
と言ったそうです。

陰陽五行説では、この世のものは全てのものは、「陰」と「陽」の性質のどちらも備わっており、
宇宙(太陽系よりも外側にある魂が生まれたところ)では、
それが無(あるともないとも言えない)となる。

とありますが、
「陰」の性質(ない、女、月、金、水など)
「陽」の性質(ある、男、太陽、木、火など)
には、それぞれの性質があり、どちらがいいとか、悪いとかとも言えず、
どちらにもいい、悪いがあります。

ここまできたら、なんだか、どっちでも良くなってしまいますよね。(汗)

一つ一つが「無」(「般若心経」にあるキーワード)の境地になったら、
悟りが開けると「般若心経」にも書かれています。

そうしたら、苦しみから逃れられ、心が軽くなっていくのかな〜

と毎日お経を読みながら、思っています。

みなさんも試してみてくださいね。


いつも、ご覧いただき、ありがとうございます。

 






This column was published by the author in their personal capacity.
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